1. アナログデータのVHS(ビデオテープ)をデジタル化させるにはメリットがいっぱい!

vhs データ化

DVDは1999年代から2000年代へと突入したタイミングで一気に普及してきた媒体です。それ以前はVHS(ビデオテープ)が主流であり、VHSに録画した映像を見たり、思い出を記録したりするなど愛用していた方も多いでしょう。

VHSはアナログデータであることから画質は低く、好きなシーンを再生しにくいなど、DVDよりも劣っている点が多いことから現在ではほとんど使用されていません。

VHSに入っている映像というのは家庭用のVHSビデオデッキで録画した映像なら基本的にはアナログデータになります。このアナログデータは実際の音や映像などを限りなく再現しており、デジタルデータよりも音と映像に誤差がないのが特徴です。

しかしアナログデータは外部の雑音の影響を受けやすいことから音質が悪いと感じ、コピーすることで劣化してしまいます。これにより映像をVHSに記録すると古い映像に見えてしまうのです。

そんなVHSの映像もデジタルデータ化すれば、様々なメリットが得られます。まずはVHSのアナログデータをデジタル化するメリットについてご紹介していきましょう。

2.1 ビデオテープ デジタル化メリット1:劣化が防げる

VHSは何回も再生するとテープが伸びたり、切れたりと劣化してしまいます。劣化してしまうと、画質はさらに悪くなり再生できなくなることもありました。

また、VHSは再生時に精密な動作が必要になることから、テープを密閉するように造られています。その構造のせいでカビが生えやすく、湿気が多い場所に保存しておくとカビが生えてしまうのです。もちろんカビの生えたVHSが画質を劣化する要因の一つです。

このように劣化しやすい特徴を持ったVHSはデジタル化してしまえば、劣化を気にする必要ありません。

長い年月が経っても思い出の映像を残しておくことが可能です。

1.2 ビデオテープ デジタル化メリット2:収納がコンパクトに!

VHSは横幅16.2cm×立幅10.4cm×厚み2.5cmの大きな媒体です。そのため複数個を収納する際はDVD以上に幅を取り、かさばってしまいます。

このVHSの映像をデジタル化してDVDに収めればすっきりした収納を実現でき、HD、USB、SDに保存すればよりコンパクトなデジタル映像として残るのです。

1.3 ビデオテープ デジタル化メリット3:スマホやタブレットに送ればいつでも映像を見返せる

デジタル化すれば様々な記録媒体に焼けるだけではなく、私たちの日常生活に欠かせないスマホやタブレットにもデータを送ることが可能です。スマホやタブレットであると気軽に映像を見られます。

手軽に映像を見られるようになったことで、これまでVHSの再生に必要だったビデオデッキを処分したという方もいます。ビデオデッキが壊れたという人も、スマホやタブレットに送ればいつでも見返せるので安心です。

1.4 ビデオテープ デジタル化メリット4:デジタルデータを送信したり共有したりできる

今となっては当たり前となったら画像や映像、文書ファイルの送信・共有ですが、同じようにVHSの映像もデジタル化すれば、色んな人に送信したり、共有したりすることができます。また、デジタルデータは複製や編集も簡単にできる特徴を持ちます。

要らないと思った部分は省いてお気に入りのシーンを集めた映像にしたり、加工を施して古さを感じさせない映像にしたりと、共有したくなるような素敵な映像データへと変えられるでしょう。

2. VHS(ビデオテープ)のデジタル化は自分でもできる?

VHSをデジタルデータ化するとできるコピーやダビングは自分でやるのは難しそうだと考える人が多くいます。実際ダビングは業者に依頼される方が多いですが、VHS1本あたりの料金は2,000円なため、何本ものVHS映像をデータ化するとなればかなりのお金がかかってしまうのが現状です。10本なら2万円、20本なら4万円といったように、高い金額になることも考えられます。

そこで検討をおすすめするのが、自身でVHSのデジタル化を実践してみることです。自身でVHSをデジタル化するのに一番簡単な方法は、VHS・DVD一体型レコーダーを使用することです。

VHS・DVD一体型レコーダーというのは、VHSとDVDどちらも見られて録画もできるレコーダーのことです。このVHS・DVD一体型レコーダーにデジタル化したいVHSとDVDを入れてダビングボタンを押すだけでデジタル化ができます。

しかし、この記事を見ているということは、VHS・DVD一体型レコーダーがないことでダビングができずに悩んでいるという人も多いでしょう。そんな方におすすめするのが、パソコンとビデオデッキ、ビデオキャプチャを使用したデジタル化です。

これら3つすべて準備するのは大変ですが、市場にあまり出回っていなかったVHS・DVD一体型レコーダーを手に入れるよりもハードルは低いです。用意するパソコンは高性能なものでなくても構いません。VHSビデオデッキに関しては現在新しいものは販売されていないので、中古ショップやフリマなどから手に入れましょう。どうしても手に入らなかったという方は、ビデオデッキのレンタルサービスもあるので活用してみてください。

そして重要になるのがビデオキャプチャです。ビデオキャプチャというのは、映像や音声データをパソコンに取り込み保存できる機器を指します。ビデオキャプチャには様々な種類が出回っていますが、おすすめなのは、コンパクトで手順も簡単な「GV-USB2」です。1クリックでダビングを開始できるため、どんな人でも扱えるようになっています。

3. GV-USB2とLightCapcherを使ってVHSをデジタル化

続いては3つの機器を用いてVHSをデジタル化する方法を説明していきましょう。

3.1  VHSデータ化ステップ1:機器同士を接続

まずは、前述でご紹介したようにVHSのデジタル化に必要な3つの機器を用意してください。

ビデオデッキの裏側にある出力先にRACケーブル(黄、白、赤のケーブル)をつなぎます。ビデオデッキに出力先が複数ある場合には、出力1で大丈夫です。

続いて、ビデオデッキにつないだRACケーブルをGV-USB2本体につないでいきます。最後にGV-USB2から伸びるUSBケーブルをパソコンにつなげます。これで接続の準備は完了です。

3.2  VHSデータ化ステップ2 :ビデオデッキにVHSをセットしておく

接続が完了したらデジタル化したいVHSをビデオデッキにセットしておきます。VHS丸々1本ダビングしたい場合には、最初から映像が流れるようにセットしておきましょう。

特定のシーンのみをキャプチャしたい場合には、その近くにセットしておくと便利です。

3.3  VHSデータ化ステップ3:GV-USB2のサポートソフトを読み込む

今度はGV-USB2に付属しているサポートソフト(DVD)から専用ソフト「LightCapcher」をインストールしていきます。

サポートソフトを取り出してパソコンに入れたらインストールを行います。DVDは挿入したタイミングでダイアログボックスが出てくるはずです。その中の[自動インストール]をクリックしたら、[開始]ボタンを押します。インストールが完了したら、「LightCapture」が自動的にインストールされるようになっています。

3.4  VHSデータ化ステップ4:LightCapcherを起動

LightCapcherのインストールを終えたら早速起動してみましょう。画面が立ち上がったらビデオデッキの再生ボタンを押します。そうしたらキャプチャ側の録画ボタンをクリックしてダビングをスタートさせてください。

ダビングはLightCapcherの停止ボタンを押せばダビングが停止し自動的に保存されるようになっています。保存先は[LightCapcher録画フォルダ]になります。確認する際はメニューバーから[一覧]を押すとフォルダが開くようになっているので、チェックしてみてください。

これでVHSのデジタル化が完了です。

4. デジタル化したデータはDVDFab DVD 作成でDVDに焼くのがおすすめ

せっかくデジタル化できたVHS映像をそのままにするだけではもったいないです。複製して人に送ってみたり、永久保存できるようにDVDに焼いたりしましょう。そこでおすすめするのが「DVDFab DVD 作成」です。

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こちらは様々な動画からDVDディスクやISOファイル・フォルダを作成できるDVD オーサリングソフトになります。内蔵されたカスタマイズ機能を使用してオリジナリティあふれる動画を製作することが可能です。VHSに残されたレトロな映像もDVDFab DVD 作成の加工によって、古さを感じさせない素敵な映像に仕上がります。

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また、GPUアクセラレーションによって50倍という超高速なDVD変換速度を実現しています。時間をかけずにDVDに焼きたい方はぜひDVDFab DVD 作成を試してみてはいかがでしょうか?

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5. まとめ

今回はVHS(ビデオテープ)の映像をデジタル化する方法をまとめてきました。ご紹介してきたように、デジタル化された映像は劣化を防ぐことができ、編集して様々な人に送ったり、共有したりもできる映像へと進化します。アナログな映像だけでは満足できないという方は、ぜひデジタル化を試してみてください。併せてDVDFab DVD 作成の使用もおすすめします。編集、加工であなただけの映像を作ってみましょう。

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