お気に入りの映画DVDやブルーレイ、もっと手軽に整理したいと思ったことはありませんか?最近は変換・コピー・動画編集まで全部まとめてできる総合メディア変換ソフトが人気ですが、中でも注目なのがLeawo Prof.Media13です。

このソフトはDVD/Blu-rayの変換やコピー、リッピング、動画編集まで、多くの機能がひとつに詰まっています。「本当に便利なの?」「無料版と有料版、何が違うの?」そんな疑問や実際の使い勝手、評判まで、この記事でしっかり解説!さらに「DVDFab オールインワン」と比べた結果もまとめてご紹介。どちらが自分に合うのか悩んでいる方に、きっと参考になるはずです!

Leawo Prof.Mediaとは?主な機能と特徴

Leawo Prof.Mediaは、中国のLeawo Software社が開発・提供している、マルチ機能を統合したオールインワン型のメディア変換ソフトです。WindowsとMacの両方に対応しており、DVDやBlu-rayのリッピング、動画変換、ディスク作成、オンライン動画のダウンロード、スライドショー作成など、日常的なメディア処理を一括で行うことができます。

2023年12月にLeawo Prof.Media 13が登場し、16種類のソフトウェアが1つにまとめられたパッケージとして提供されています。

Leawo Prof.Mediaの主な機能と特徴
  • DVD/Blu-ray/UHD コピー
  • DVD/Blu-ray/UHD リッピング
  • DVD/Blu-ray/UHD 作成
  • Blu-ray レコーダーコピー
  • Blu-ray レコーダー変換
  • DVD ブルーレイ変換
  • ブルーレイ DVD変換
  • DVD/Blu-ray Cinavia除去
  • 動画変換
  • オンライン動画のダウンロード
  • 写真スライドショー作成

Leawo Prof.Media 無料版の制限・料金プラン

Leawo Prof.Mediaには無料体験版が用意されており、各機能を一定の制限内で試すことが可能です。
ただし以下のような制限があります:

機能 無料版の製品
コピー 5分までのみコピー可能
リッピング 5分までのみ変換可能
作成 5分までのみ作成可能
変換 出力に透かし(ウォーターマーク)あり
ダウンロード 一部サイトのみ対応

無料試用版の場合は5分までしか出力ができません。有料版にアップグレードすることで、すべての制限を解除できます。

Leawo Prof.Mediaの価格

年間ライセンス 永続ライセンス
29304円 50696円

Leawo Prof.Mediaのメリットとデメリット

  • 機能が豊富なのでDVD/ブルーレイの処理がこれ1本で完結する
  • 写真からスライドショーを作ったりDVDのメニュー画面にBGMを追加したりできる機能も便利
  • IFOファイル(DVDのメニューやチャプター)を読み込むことができる点も評価できる
  • いろんな機能がワンパッケージでまとまっていてコスパがいい
  • 無料版は5分しか利用できない
  • 実際にLeawo Prof.Mediaを使ってみると、操作に迷うことが多々ある。例えば動画編集・詳細設定・出力フォーマットの配置がバラバラだったり。アイコンから次の操作が想像しづらかったり。
  • AV1、H.265エンコードに対応していない
  • 5K/8K、M2TS Passthrough、3D MKV MVCなどの高品質な出力フォーマットに対応していない
  • 出力ビデオ、オーディオと字幕の設定オプションが少ない
  • 動画変換時に出力解像度が限定される(1024×768までなど
  • インターフェースの洗練性という意味では、Leawo Prof.Mediaには改善の余地があると感じる

Leawo Prof.Mediaの評判・口コミ

筆者
Leawoは、Trustpilotでの評価は4.0点(ほぼ満足)となっており、ソフトはうまく動作し、操作も簡単ですが、「返金に応じてもらえなかった」といった否定的な意見も一部見受けられます。
筆者
x.comのユーザーレビューを見ると、Leawo Prof.Mediaには「使用期限や回数制限がない」といった肯定的な声がある一方で、「ソフトが起動しない/落ちる」「変換後に副音声が消える」など、動作面の不具合を指摘するレビューも複数見受けられます。





Leawo Prof.Mediaの使い方

ここではLeawo Prof.Mediaの使い方を解説します。設定にある「GPUアクセラレーション」にチェックを入れると処理速度が向上しますので、動画のデコードやエンコード速度を上げたい方はあらかじめ設定しておきましょう。

Leawo Prof.Mediaの使い方1:DVD/ブルーレイをコピーする

Leawo Prof.Mediaのコピーモジュールでは、ブルーレイのAACS/BD+/MKBなどを解除してディスクのバックアップが行えます。

Step1
コピーを選択してディスクをドライブにセットする
 

Step2
読み込みが完了したらコピーモードやオーディオトラックなどを選択してコピーを開始する
 

Leawo Prof.Mediaの使い方3:DVD/ブルーレイ/動画を変換する方法

Step1
「変換」をクリックして動画を読み込む

Step2
出力プロファイルを選択する
 

Step3
編集アイコンをタップして動画編集をする
 

Step4
「変換」をクリックして出力ディレクトリを選択して変換を開始する

ちなみに動画編集機能では、変換以外にも

  • ウォーターマーク(画像/テキスト)の追加
  • ビデオの長さの調整
  • ビデオのサイズのトリム
  • ビデオエフェクトの追加

などを行うことができます。

Leawo Prof.Mediaの使い方3:DVD/ブルーレイを作成する

Leawo Prof.Mediaは、動画やオーディオ、スライドショー、ISOファイルなどからDVD・ブルーレイを作成できます。また、写真のスライドショーを編集してディスクに書き込む機能もあり、エフェクトを追加したりBGMを追加したりすることも可能です。

Step1
「書き込み」を選択して動画を読み込む
 

Step2
メニュー画面を作成する
 

Step3
出力先を選択して書き込みを開始する

Leawo Prof.Mediaの使い方4:写真からスライドショーを作成する方法

Step1
「変換」モジュールの「写真を追加」から画像を追加する
 

Step2
出力プロファイルを設定する
 

Step3
変換をクリックして出力先を設定し処理を開始する

Leawo Prof.MediaとDVDFab オールインワンとを比較

DVDFab オールインワンとは?

DVDFab オールインワン

DVDやブルーレイ、4K Ultra HD Blu-rayなどのコピー/リッピング/作成などすべてのDVDFab製品を1つにしたマルチメディアソフトです。

ディスク関連のモジュールだけでなくCinavia除去やDVDとブルーレイ間の変換などの機能も搭載されています。

DVDFab オールインワンの特徴の一つが、DVD/ Blu-ray/ UHD Blu-rayのコピーガード解除機能。常に最新のコピーガードをサポートしているため、強固なコピーガードであっても数秒で解析し、超高速でコピー/リッピングができます。オーサリング機能付きなので、DVD/ブルーレイプレーヤーで再生してテレビで観られるディスクの作成も可能です。

Leawo Prof.MediaとDVDFab オールインワンを比較

DDFab オールインワンとLeawo Prof.Mediaはマルチメディアソフトという共通点がありますが、詳細を見ていくと機能やできることに違いがあります。

  DVDFab オールインワン Leawo Prof.Media
対応OS

Windows 11/10/8.1/8/7、macOS 10.10 - 15.x

Windows 7/8/8.1/10/11、macOS 10.13/10.14.../14/15

無料体験でできること 30日間すべての機能を体験できる、完全無料版も提供 5分間だけディスクを処理できる
含まれる製品 26個 16個
処理速度 50倍速(ハードウェアアクセラレーション対応) 6倍速
対応コピーガード ほぼ全てのコピーガード、継続的にアップデート、新しい保護方式にも迅速対応 AACS/BD+/MKBなどの一部のコピーガード
コピーガード解除時間 数秒 数分
入力形式 DVD, Blu-ray, 4K UHD Blu-ray, 各種動画・音声フォーマット DVD, Blu-ray, 各種動画・音声フォーマット
出力形式 DVD/Blu-ray/4K UHD Blu-rayディスク、ISO、フォルダ、1000種類以上の動画や音声フォーマット DVD/Blu-rayyディスク、ISO、フォルダ、180種類以上の動画や音声フォーマット
コピー機能 〇(高品質かつ迅速、6つのコピーモード) 〇(標準、3つのコピーモード)
リッピング機能 〇(高度な設定と高品質) 〇(標準設定)
作成機能 〇(UHDは未対応)
動画編集機能 充実(カット、トリミング、字幕追加など) 基本的な編集機能
録画ブルーレイ/3D対応
メタデータの取得

〇(サーバーより取得)

×
DVDのCinavia除去 ×
ブルーレイのCinavia除去
DVDとブルーレイ間の変換 ×
DVD/ブルーレイの自動検出 ×
スキンの選択 ×
プレビュー機能
DVD9をDVD5に圧縮

価格だけで見るとDVDFabよりもLeawoの方が安価ですが、Leawoの場合は重要な機能が抜け落ちている場合がありますので注意が必要です。例えばLeawo Prof.MediaではDVDのCinaviaを除去することができません。メタデータの取得ができませんので、DVDやブルーレイの作成の際にアートワークやタイトルなどの情報を取得したい方はDVDFab オールインワンを選びましょう。

使ってみてわかったことですが、LeawoはDVDやブルーレイをドライブに挿入しても自動的に内容を検出できません。読み込みボタンをクリックしてリージョンコードを選択してやっと読み込みが始まるため、自動的に読み込んでくれるDVDFabよりも工数がかかります。

また、処理速度も大きく異なります。DVDFabは最新のGPUハードウェアアクセラレーションを搭載しているため、2時間ほどのディスクを15分程度で処理できます。一方Leawoに搭載されているハードウェアアクセラレーションは最新ではないため、2時間ほどのディスク処理に30分以上かかることも。

筆者
無料体験の内容については、DVDFabの方が優れているといえるでしょう。DVDFabは30日間すべての機能を制限なく利用でき、出力ファイルへのウォーターマークもありません。無料体験は30日間で終了しますが、その後はDVDFab HD Decrypterというフリーソフトに自動的に切り替わるため、機能は絞られるものの永久的に無料で利用することができます。

DVDFabの使い方は下記のビデオにてご参照ください。(DVDコピーを例とする)

まとめ

Leawo Prof.MediaはDVD/ブルーレイの変換・リッピング・コピー・作成などが行えるメディア変換ソフトです。

2Dディスクを3Dに変換したり、スライドショーをDVDやブルーレイに書き込めたり豊富な機能が備わっていますが、ディスクの変換速度が遅め、変換の品質が最高ではない、DVDのCinavia除去ができない、無料版では5分までしか出力できない、など覚えておきたいデメリットもあります。

一方、DVDFab オールインワンは対応形式も1000種類以上で、最大50倍速の超高速処理が可能です。4K/HEVC/パススルーでの出力ができますので、より高品質な状態で素早くDVD/ブルーレイを作成・リッピング・変換・コピーしたい方はDVFab オールインワンを選びましょう。