Leawoとは?どんなソフトを提供している会社なのか

Leawo(Leawo Software Co., Ltd.)は、中国を拠点とするマルチメディアソフト開発会社で、DVD・Blu-rayの再生、コピー、リッピング、動画変換、音楽管理など、幅広い分野のソフトウェアを提供しています。ユーザー数も多く、個人向けのマルチメディア処理ツールとして世界的に広く利用されています。

代表的な製品としては、

  • Leawo Blu-ray Player(ブルーレイ・DVD再生ソフト)
  • Leawo Prof. Media(Blu-ray/DVDコピー・変換の統合ソフト)
  • Video Converter(動画変換ソフト)

などがあります。

【怪しい?】Leawoの安全性をわかりやすく解説

LeawoはDVD・Blu-rayの再生や変換など、多機能なソフトを展開しているメーカーですが、ネット上では「Leawoは怪しいのでは?」「安全なの?」といった声が見られるのも事実です。

まず結論から言うと、Leawoのソフト自体が危険という明確な証拠はありません。正規サイトから入手している限り、一般的な利用に問題があるという報告はほとんどありません。

では、なぜ「怪しい」と感じる人が多いのでしょうか?その背景には、いくつかの誤解や情報不足が関係しています。

Leawoの「危険では?」と思われる理由

Leawoが危険と誤解されるポイントとして、次のような点がよく挙げられます。

1. セキュリティソフトが警告を出す場合がある

Leawoのインストーラーは機能が多いため、セキュリティソフトによって未知のソフトと誤検知されることがあります。これはLeawo特有の問題ではなく、多くの動画変換ソフトでも起こり得る現象です。

2. 中国系メーカーという先入観

Leawo Software Co., Ltd.は中国の企業であるため、「データ収集が心配」「個人情報が漏れるのでは?」と不安に思うユーザーもいます。ただし、これらはあくまで印象であり、具体的にLeawoが個人情報を不正利用したという事例は確認されていません

3. インストール後の挙動が気になるという声

一部ユーザーからは、インストール後に常駐プロセスが増えたりアップデート確認の通信が行われたりすることが「不審」に感じる、という意見もあります。しかし、これはほとんどのマルチメディアソフトが行う通常仕様であり、Leawo特有の挙動とは言えません。

なぜ「Leawoは怪しい」と誤解されるのか?

理由①:無料版と有料版の違いが分かりにくい

Leawoには体験版がありますが、無料でできること有料版で解禁される機能がやや分かりにくく、ユーザーによっては「制限が多くて使えない=怪しい」と感じてしまうことがあります。

理由②:運営会社の情報が分かりにくい

公式サイトでは基本的なサポート情報は公開されていますが、会社概要のページが簡素であるため、「会社の実態が分からない=不安」と感じてしまうユーザーもいます。

理由③:非公式サイトからのダウンロードによる誤解

Leawoの人気が高いことから、非公式ミラーサイトや外部配布サイトにもインストーラーが掲載されています。これらのサイトからダウンロードした場合、改ざんされた偽インストーラーマルウェアが混入したバージョンを誤って入手してしまう可能性があります。

結果的にウイルス感染が起こると、Leawo本体が原因でなくても「Leawo=危険」という印象が広まってしまいます。

Leawoの評判・口コミと実際に使ってみた感想

日本で人気のLeawo製品は無料で使えるLeawo Blu-ray Playerと多機能ソフトLeawo Prof. Mediaです。口コミも、ほとんどがこれらのソフトに対するものとなっています。

Leawoの評判・口コミをチェック

出典:jp.trustpilot.com

出典:ktkm.net

出典:x.com

出典:softonic.jp


出典:apps.apple.com

出典:価格.com

筆者が実際に使用した所感

  • シンプルで非常に使いやすい、軽くてサクサク動く
  • 無料でこれだけのソフトを提供して頂けることに感謝
  • 最新のコピーガードに対応している
  • ソフトの動作自体は手堅くて、特別不満はない
  • 無料で最新のAACSがかかったBDも再生できるのはいい
  • 余計なマルウェアのようなものは含まれておらず安全に利用できる
  • アップデートしたらDVDが15分ほどで吸い出せるようになった
  • 最初はできなかったが公式サイトにある解決法を試したら今は無事に使える
  • インターフェースの洗練性に改善の余地があることは否めない
    アンインストールしてもレジストリに膨大なゴミを残す
  • HDMIでPCとテレビを繋げたらPCから音が出た
  • (プレーヤーソフトは)個人的には広告多いと思う
  • 地デジを録画したBDは画像が崩れ全然ダメだった
  • スナップショット機能がついているが、黒い帯が入ってしまった
  • 音が悪く割れたりエコーがかかっているように聞こ得る
  • 動画変換時に出力解像度が限定されたり、動画編集・詳細設定・出力フォーマットの配置がバラバラだったり、あまりユーザー目線で設計されていない
  • 無料版では5分前しか処理ができない」という情報が処理をする一歩手前で表示されるのもやや不親切
  • DVDFabよりも処理が遅い

Leawoの使い方:DVD作成を例として説明

今回はLeawo Prof.Mediaを使って動画からDVDを作成する手順を解説していきます。

ソフトを起動するとメニューカードが並んでいますので、「DVD作成」をクリックします。

DVDに書き込む動画を読み込みましょう。

DVDのメニューも作成できます。

元々入っているテンプレートを使うこともできますし、オンラインから素材をダウンロードしてメニュー画面に使用することも可能です。

DVDの種類や縦横比を確認したら「書き込み」をクリックします。書き込み先はディスク以外にもISOファイル/フォルダに指定することも可能です。

Leawo 無料版の制限

Leawo製品の主な無料版の制限は下記の通りです。

DVD/ブルーレイコピー 5分までディスクをコピーできる
DVD/ブルーレイ変換 5分までディスクを変換できる
DVD/ブルーレイ Cinavia 除去 5分まで処理できる
動画ダウンロード 3本まで動画をダウンロードできる
キャプチャ 3分まで録画できる

DVDやブルーレイなどのメディア関連の処理は、基本的に5分までとなっています。動画ダウンロードに関しては30日間の試用期間が設けられており、3本までフルで動画をダウンロードできます。録画は制限が5分ではなく3分になっていますので気をつけましょう。

Leawoが落ちる・起動しない・書き込みが止まるときの代替ソフト

Leawoを実際に使ったユーザーからは、Leawoが落ちる・起動しない・書き込みが止まるなどのトラブルが報告されています。そんなときおすすめなのが、DVDFab。DVDFabはLeawoと同じようにメディア関連のソフトや動画編集、プレーヤーソフトなどをリリースしているソフトブランドです。

DVDFabとは

DVDFabは、20年以上の実績を持つDVDFabソフトウェアによるDVD/ブルーレイを処理するソフトシリーズの総称もしくはブランド名です。ディスクを処理する際、コピーガードを解除する過程が含まれているため、コピーガードがかかっている動画を空のディスクに焼いたり、ISOイメージファイルにリッピングしたりすることが可能です。

また、近年はAIを使ったソフトウェアの開発にも力を入れており、DVD/ブルーレイのリッピングモジュールとしてSDR映像をHDR10に変換できる機能も搭載されています。

DVDFabの主な機能と特徴
  • • DVD/Blu-ray/UHDのコピーガードを数秒で解除できる
  • • DVD/Blu-ray/UHDを空のディスクにコピーしたり、ISOまたはフォルダとして保存
  • • DVD/Blu-ray/UHDを1:1無劣化コピー、高品質で圧縮(BD50→BD25/DVD9→DVD5)
  • • 複数のコピーモード(DVDコピー:6つ、Blu-rayコピー:5つ、UHDコピー:3つ)を提供
  • • スマートフォン、タブレット、ゲーム機などの特定のデバイスに適したフォーマットを提供
  • • 動画ファイルからDVD/Blu-ray/UHDディスク、ISOイメージ、フォルダを作成できる
  • • メニュー画面をカスタマイズするための多彩なテンプレートを提供
  • • トリミング、クロップ、透かし追加などの動画編集とビデオ、オーディオ、字幕の詳細設定を提供
  • • GPUアクセラレーション技術(NVIDIA CUDA、Intel Quick Syncなど)による高速で高品質な変換を実現

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DVDFab オールインワンとLeawo Prof.Mediaを比較

ここでは、DVDFabのオールインワンソフトであるDVDFab オールインワンとLeawo Prof.Mediaの機能を表で比較し、ポイントを整理してみましょう。

比較項目 DVDFab オールインワン Leawo Prof.Media
最新コピーガード対応力 ◎ 業界最強クラス。 クラウド解読により、新作や強力な保護も数秒~数分で確実に解除。エラーは極めて少ない。 △ やや不安定。 新作や特殊な保護では解析失敗やエラーが発生しやすく、対応に時間がかかることがある。
4K Ultra HD (UHD) 対応 ◎ 完全対応。 4K UHDブルーレイのリッピング、コピー、作成の全てを高画質のまま行える。 × 非対応。 4Kコンテンツは一切扱えず、通常のブルーレイ(1080p)までの対応となる。
処理速度とGPU加速 ◎ 超高速。 最新のGPU性能をフル活用する最適化により、映画変換などの待ち時間を大幅に短縮できる。 〇 普通。 GPU加速には対応しているが、DVDFabほどの最適化はされておらず、処理速度で劣る。
AIによる画質向上機能 ◎ 対応(Enlarger AI)。 古いDVD映像などを、AIの力でフルHDや4Kに美しくアップスケール変換できる。 × 非対応。 画質を向上させるAI機能は搭載されていない。
DVD→ブルーレイ変換 〇 対応。 複数のDVDを1枚のブルーレイにまとめたり、高画質化して保存したりする専用機能がある。 × 非対応。 この特定の変換組み合わせには対応していない。
Cinavia保護除去 ◎ 完全対応。 ブルーレイとDVDの両方に施された音声透かし(Cinavia)を永久に除去できる。 △ 部分対応。 ブルーレイのCinaviaには対応しているが、DVDのCinaviaは除去できない。
メニュー作成の自由度 ◎ 高機能(プロ仕様)。 豊富な動的テンプレートと高度なカスタマイズ機能で、市販品レベルのディスクが作れる。 〇 標準的(初心者向け)。 基本的なテンプレートから選ぶだけで簡単だが、細かいデザイン変更はできない。

DVDFab オールインワンは、DVDやブルーレイ、4K Ultra HD Blu-rayなどのコピー/リッピング/作成などすべてのDVDFab製品を1つにしたマルチメディアソフトです。ディスク関連のモジュールだけでなくCinavia除去やDVDとブルーレイ間の変換などの機能も搭載されています。

ディスク関連処理ができる点はDVDFabもLeawoも同じですが、コピーガード解除力は圧倒的にDVDFabの方が強いです。また、ディスクのリッピングの過程でSDR映像をHDR10に変換できるのもDVDFabだけとなっています。

まとめ

今回はLeawoは怪しいの?というテーマで気になる評判や使い方、処理ができないときのおすすめ代替ソフトなどを紹介しました。Leawoは豊富な機能を搭載したメディアソフトとしては優秀ですが、突然落ちたりエラーが発生したり、ディスク処理が遅かったりすることがあります。4K UHDのコピー/リッピングを行いたい、AIでSDR映像をHDR10に変換したい、DVDのCinaviaを除去したい、そんな方は迷わずDVDFabを選びましょう。