MacTheRipperの使い方と注意点:2.6.6とMTR 6、保存形式の違い

MacTheRipper(MTR)とは?現在は利用できますか?

MacTheRipper 2.6.6とMTR 6のmacOS対応範囲とCatalina以降の分岐

MacTheRipper(MTR)は、Mac向けのDVDデータ抽出ツールです。DVDに収録された映像やフォルダ構造をMacに保存する用途で利用されてきました。現在は、古い無料版2.6.6と、開発が続くMTR 6を分けて考える必要があります。

無料版MacTheRipper 2.6.6は32ビットアプリのため、macOS Catalina 10.15以降では起動できません。一方、MTR 6は別系統の後継版です。公式フォーラムでは2026年6月にMTR 6.005の更新が案内されています。対応OSや機能はビルドによって異なるため、導入前に配布案内を確認してください。

MacTheRipper無料版と有料版の違い

項目無料版 MacTheRipper 2.6.6有料版 MacTheRipper 6
版の位置づけ旧無料版有料の後継系
対応OS古いMac OS X向け。Catalina以降は実行不可フォーラムで対応ビルドを確認。2026年にはmacOS 26環境での利用報告もあるが、全環境での動作保証ではない
入手経路第三者配布サイトで見つかる場合があるMTR 6公式フォーラム
補足旧環境での利用が前提公式フォーラムの案内を確認

旧版2.6.6とMTR 6は互換性も入手方法も異なります。MTR 6については2026年6月の更新案内を確認していますが、現在の対応環境や取得条件は公式フォーラムで確認してください。

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古いアプリを第三者サイトから入手する場合は、配布元、ファイル名、署名、ウイルスチェックを確認してください。「ダウンロードできる」ことと「安全に使える」ことは別です。

MacTheRipperで保存するDVDデータとMP4の違い

DVD構造を残すISO・VIDEO_TSと再生向けMP4の選び分け

DVDのメニューやチャプターを含む構造を残す保存と、動画をMP4に変換する作業は別の目的です。VIDEO_TSはDVDのフォルダ構造、ISOはディスクイメージ、MP4は主に動画の再生・共有に用いるファイル形式です。

保存形式主な用途再生・確認のポイント
MP4対応機器での動画再生音声と字幕を確認
ISOディスク構造の保管イメージ対応環境が必要
VIDEO_TSDVDフォルダの保管DVDフォルダ対応環境が必要

※表は保存形式の一般的な違いです。各形式をMacTheRipperのすべての版で直接出力できるという意味ではありません。

MacTheRipper 2.6.6の画面例で扱うのは、DVDデータの抽出と保存です。ISOやMP4を旧版が直接出力できるという意味ではありません。なお、MTR 6では映像エンコード機能の開発が進められており、利用できる出力方式は導入するビルドで確認が必要です。DVDをISOやVIDEO_TSとして保存したい場合はDVDコピー機能、MP4に変換したい場合はDVDリッピング機能を選びます。

MacTheRipperのダウンロード方法&購入手順

無料版MacTheRipper 2.6.6のダウンロード方法(Softonic経由)

無料版2.6.6は古いMac OS X用のソフトです。Softonicは開発元ではなく第三者配布サイトなので、掲載ページがあってもファイルの真正性や安全性は保証されません。macOS Catalina 10.15以降では、入手できても32ビット非対応のため起動できません。

  1. 無料版MacTheRipper 2.6.6の入手先を確認する(第三者配布サイト)。まず配布ページの情報を確認し、利用できる古いMac環境と正当な利用目的がある場合に限って検討してください。
  2. ファイルの配布元、バージョン、形式を確認してから入手します。ダウンロード画面やファイル名は変わる場合があります。
  3. 入手したファイルがディスクイメージ形式の場合は内容を確認し、必要に応じてアプリケーションフォルダへ移します。OSのセキュリティ警告が出た場合も、出所を確認できないまま例外設定を行わないでください。

無料版 MacTheRipper 2.6.6 のダウンロード方法

有料版MacTheRipper 6の購入・ダウンロード手順(公式フォーラム経由)

MTR 6は開発が続く後継版です。公式フォーラムでは更新情報や入手方法が案内されています。手続きや対応OSは変更され得るため、古い紹介記事の価格・画面・操作をそのまま当てはめないでください。

  1. MTR 6公式フォーラムを開き、MTR 6に関する案内を確認します。
  2. MTR 6のリリースノートを開き、「Request for Gift Instructions」の案内に従って開発者へ連絡します。その後の手続きは、返信された指示に沿って進めてください。

有料版 MacTheRipper 6 の購入・ダウンロード手順

MacTheRipperの使い方

Step1
MacTheRipperを起動します。

以下は無料版MacTheRipper 2.6.6の旧画面を用いた手順です。MTR 6では画面や操作が異なります。保存が許可されているDVDをドライブに入れ、認識されていることを確認してください。

Mac The Ripper

Step2
「GO!」ボタンをクリックします。

旧版画面の「GO!」ボタンをクリックして、処理の設定に進みます。

Mac The Ripper

Step3
保存先を設定します。

画面下部で保存先を確認します。変更する場合は「File」→「Save To...」から指定してください。

Mac The Ripper

Step4
Openボタンをクリックします。

画面の「Open」をクリックして処理を進めます。完了後は保存先を開き、ファイルが作成されているか、映像・音声・字幕が期待どおりかを確認してください。画面上の表示は旧版のものです。
Mac The Ripper

MacTheRipperを使う前の注意点

  • macOSとアプリの版を確認する: macOS Catalina 10.15以降は32ビットアプリを実行できないため、旧版2.6.6の起動不良とMTR 6の対応状況は分けて判断してください。
  • 外付けDVDドライブの接続を確認する: USBハブや変換アダプターを使う場合は、Macでドライブが認識されているか、給電が足りているかを確認します。処理中はMacとドライブの通気を確保してください。
  • ディスクの傷や劣化を確認する:読み込みエラーが出る場合はディスク表面を確認し、必要に応じて別のドライブでも試します。
  • 保護されたDVDの扱いに注意する:保存が許可されたコンテンツを扱う場合も、利用許諾の範囲内で個人・非商業目的に限って扱い、無断で再配布せず、適用される法律と利用規約に従ってください。「DRMを解除して永久保存」「制約のない保存」といった案内を見かけても、日本では、技術的保護手段を回避して行う複製は私的使用のための複製の対象外となるため、そのような使い方は避けてください。

MacTheRipperが使えない時の確認ポイント

MacTheRipperが起動・読込・保存できない場合の確認順序

  • 使用しているmacOSとMacTheRipperの版を確認し、旧版2.6.6の問題をMTR 6全体の不具合として扱わない
  • DVDドライブがMacで認識されているか、USB接続と給電に問題がないか確認する
  • ディスク表面の傷や汚れを確認し、読み込めない場合は別のディスクやドライブでも切り分ける
  • 保存先の空き容量と書き込み権限を確認する
  • セキュリティ警告が表示された場合は、アプリの入手元と内容を確認する。Gatekeeperの例外設定はアプリの安全性や互換性を保証するものではない
  • 旧版が起動できない場合は、無理に古い環境を作らず、現在のmacOSに対応するソフトを検討する

MacTheRipperの代替ソフトおすすめ

MacTheRipperの代替ソフトは、何を保存したいかで選びましょう。DVDのメニューや構造をISO・VIDEO_TSなどで残すならDVDコピー機能、スマートフォンやMacで再生しやすいMP4・MKVへ変換するならDVDリッピング機能が向いています。詳しくは「リッピングとコピーの違い」で解説しています。

動画ファイルへの変換を希望する場合は、macOS 12以降に対応したDVDFab DVD リッピング for Macが候補です。DVDディスクやISO、フォルダからMP4、MKVなどに変換でき、音声・字幕や出力設定を選べます。DVDの構造を保持したい場合は別製品のDVD コピーを利用します。

DVDFab DVD リッピング for Mac
  • DVDディスク、ISO、DVDフォルダからMP4・MKVなどの動画形式に変換
  • 音声トラック・字幕・出力画質を用途に合わせて設定
  • macOS 12以降のIntel Mac・Apple Siliconに対応(必要環境は公式ページで確認)

DVDFab DVD リッピングの主な機能:

  • MP4、MKV、AVI、MP3などの動画・音声形式を出力できる
  • 再生する機器に合わせた出力プロファイルを選択できる
  • 必要なタイトル、音声、字幕を選んで保存できる
  • MKV Passthroughなど、再エンコードを避ける出力方式も選べる
  • GPUアクセラレーションを利用できる環境では変換処理を高速化できる
  • 複数の変換タスクをキューに追加できる

DVDFab DVD リッピングの試用時の注意点:

  • 30日間の無料体験ではDVDを最大3枚まで処理できます。継続して全機能を利用するには有料版が必要です。
  • MP4などの動画形式への変換はDVDメニューの構造をそのまま保存するコピーとは異なります。ISOやVIDEO_TSを残したい場合はDVD コピーを選んでください。

DVDのメニューやディスク構造を残したい場合は、「DVDFab DVD コピー」の機能と試用条件を確認してください。

DVDFab DVD リッピングでDVDをMP4に変換する手順

Step1
DVDFabを起動して「リッピング」を選び、DVDを読み込みます。

DVDディスクをドライブに入れます。ISOやDVDフォルダの場合は、追加ボタンまたはドラッグ&ドロップで読み込んでください。画面の項目名はソフトの版によって異なる場合があります。

DVDFab 13のソース読み込み画面

Step2
出力プロファイルでMP4などの形式を選び、音声・字幕を確認します。

タイトルの出力形式からMP4などを選びます。必要に応じて音声・字幕や画質を調整します。DVDのメニュー構造を残したい場合は、このリッピング操作ではなくDVD コピーを利用してください。

DVDFab 13の出力設定画面

Step3
保存先を指定して変換を開始し、出力ファイルを再生確認します。

保存先を選択して「開始」をクリックします。処理が完了したら、生成された動画を開き、映像・音声・字幕が期待どおりか確認してください。

DVDFab 13の処理進行画面

MacTheRipperによくある質問

Q

Q1. MacTheRipper 2.6.6は最新macOSで使えますか?

macOS Catalina 10.15以降では32ビットアプリが実行できないため、旧版MacTheRipper 2.6.6は起動できません。MTR 6は別の後継版で、対応OSは公式フォーラムのビルド情報を確認してください。

A

Q

Q2. MacTheRipper 6はどこで入手できますか?

MTR 6の入手案内は公式フォーラムで確認できます。2026年6月には6.005の更新が告知されました。取得方法、費用、対応OSは掲載時点の公式案内に従ってください。

A

Q

Q3. MacTheRipperの代わりに何を選べばよいですか?

DVDのフォルダ構造やISOを残すならDVDFab DVD コピー、MP4・MKVなどの動画へ変換したいならDVDFab DVD リッピングが候補です。用途に合わせて選んでください。

A

Q

Q4. DVDリッピングは違法ですか?

日本では、技術的保護手段を回避して行う複製は、原則として私的使用のための複製の例外に含まれません。保存する権利のあるコンテンツを対象にし、法律や利用許諾を確認してください。

A

まとめ

MacTheRipper 2.6.6は旧Mac OS X向けの32ビットアプリで、macOS Catalina以降では実行できません。一方、後継のMTR 6では2026年にも更新が行われています。両者を同じ互換性で判断せず、導入時には公式フォーラムの案内を確認してください。

DVDを保存するときは、メニューやフォルダ構造を残すのか、MP4・MKVなどの動画に変換するのかを先に決めましょう。DVDの構造を残すならDVDFab DVD コピー、動画ファイルへ変換するならDVDFab DVD リッピングという使い分けができます。

他のソフトも比較したい場合は、Mac向けDVDリッピングソフトの比較も参考にしてください。