【完全解説】MPC-HC(MPC-BE)で動画をフレーム補間する方法!
要約: 動画フレームを補間する方法といえば、様々ありますが、Windowsの場合はMPCを利用することもできます。しかし、MPCとは何でしょうか。まだわからない方がたくさんいらっしゃいと思いますから、ここで、MPCについて概要を説明して、MPC-HC(MPC-BE)で動画フレーム補間の方法、やり方を詳しくまとめていきたいです。24fps・30fpsの動画を MPCでフレーム補間する方法に興味のある方は、ぜひ本記事をご覧ください。
目次
MPCとは
MPCとはMedia Player Classicで、多機能かつ軽快な動作が特徴のWindowsメディアプレーヤーです。UIがシンプルなので、パソコン初心者でも簡単に操作できます。
MPCは日常に使うファイルフォーマットに対応しています。例えば、WAV/MP3/FLV/MP4/AVIなど。また、機能も充実しており、普通のメディアプレーヤーがある機能、コマ送り、連続再生、再生速度の変更、手前に表示などがあります。
その他に、MPCには3つのバージョンがあり、オリジナルのMPCのほかに、MPC-HC(MediaPlayerClassic-HomeCinema)とMPC-BE(MediaPlayerClassic-BlackEdition)の2つの派生バージョンがあります。MPCでメディアファイルを再生する場合は、通常その派生バージョンが使用されます。
MPCでフレーム補間する仕組み
それでは、MPCでフレーム補間をするには、どうしたらいいでしょうか。実は、動画のフレームの補間する方法として、大きくわけて二種類あります。
- 動画をフレーム補間してからMPCで再生する
- 他のソフトと連携して動画をMPCでフレーム補間して再生する
という2つの方法があるので、具体的に操作方法をご紹介しましょう。
動画をフレーム補間してからMPCで再生する
動画をフレーム補間してからMPCで再生するという方法は、PCに詳しくない方におすすめです。この方法は、動画フレーム補間の機能を持っている専門ソフトで、まずフレームを補間してからMPCに導入して再生します。ネット上では、このようなソフトがたくさんありますが、操作が簡単で初心者でも使えるものだとすると、筆者の実際に使っているソフトをおすすめしたいです。
フレーム補間ソフト-UniFab フレーム補間 AI【オススメ】
UniFab フレーム補間 AIとは、DVDFab会社が運営するソフトで、動画フレームを補間する機能を持っています。UniFab フレーム補間 AIでインプットされたコンテンツを驚くほどの品質に向上させることができます。また、フレームレートを上げて映像を一新することで、効率よく、出力の品質も非常に高いです。また、簡単に動画を編集することができ、ネット上の口コミも非常にいいです。
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それでは、UniFab フレーム補間 AIで動画フレームを補間する操作手順をご紹介します。
まず、UniFab フレーム補間 AIを公式サイトからダウンロードして、パソコンにインストールしてください。そして、UniFab フレーム補間 AIを起動してください。すると、メイン画面の右側に「ビデオAI」―「Smoother」という項目があり、クリックしてファイルをインプットしてください。
そして、動画の詳細が表示されます。右側にある「90FPS」をクリックすると、整数フレーム補間と特定のフレームレートを選択する補間の2つのオプションが表示されます。好きなフレームを選択して、下の「開始」をクリックするだけで、自動的に動画のフレームを補間します。
このようにUniFab フレーム補間 AIを簡単に操作して、動画フレームを補間することができます。また、UniFab フレーム補間 AIではフレームレートは60fpsか120fpsから選べます。整数倍のフレーム補間を行わなくても、AI技術により滑らかな映像を出力できます。
MPCで動画をフレーム補間で再生する
もう一つの方法として、MPCで動画フレームを補間してから再生することですね。この方法は、MPCに詳しい方におすすめです。でも、この方法として、他のソフトと連携して利用する必要があります。それぞれ、ご紹介しましょう。
SVPを使ってMPCでフレーム補間する方法
まずは、SVPというソフトを利用して、MPCでフレーム補間する方法です。
SVPとは(SmoothVideo Project)というフレームレートを60/120/144 fpsまで変換できるソフトです。SVPは、2つの方法でMPC-HCと連携することができます。
- AviSynth Filter(「AVSF」):モダンで高速、10ビットとHDRをサポートし、シークにハングアップしません。
- ffdshow raw ビデオフィルター:レガシー、AVSF に問題がある場合にのみ使用してください。
それでは、具体的な操作を見てみましょう。利用する前に、設定が必要です。
まず、[表示]-[オプション]メインメニュー項目を開いてください。そして、[内部LAVフィルター設定]-[ビデオデコーダー]をクリックし、DXVA2(コピーバック)モードを選択します。
そして、「外部フィルター」セクションを開いて、「Add Filter...」をクリックし、リストから「AviSynth Filter」を選択して「OK」を押します。次に、AviSynth Filterを選択し、優先モードを設定します。「AviSynth Filter」行をダブルクリックし、「リモートコントロールを有効にする」が選択されていることを確認します。[OK]をクリックして、[オプション]ウィンドウを閉じます。
最後に、フレーム補間をしたい動画をMPC‐HCにドラッグして再生してみてください。操作が少し複雑なので、理解して操作する必要がありますね。
AMD Fluid Motionを使ってMPCでフレーム補間する方法
SVPのほかに、AMD Fluid Motionを使ってMPCでフレーム補間をする方法もあります。パソコンがAMDGPUまたはAPUを使用している場合は、AMDFluidMotionVideoに付属の機能を使用して、MPCフレーム補間により、24fpsと30fpsの動画を60fpsで再生できます。
AMD Fluid Motionを利用する前に。Bluesky Frame Rate Converterをダウンロードして、パソコンにインストールしてください。そしてソフトを起動してください。
そして、以下のように設定してください。GPUをクリックすると、画像中央のようにAMD Radeon TMVega 8 Graphicsの下にAMD Fluid Motion Videoを有効にする項目が現れるので、クリックします。
そして、「レート変換」には24p、30pが選択できます。品質の方には、「自動」で設定すればいいです。もし不具合があったら、モード1またはモード2を選択してください。
このように設定すれば、使えるようになります。そして、MPCを起動して、同じく設定してください。MPC-HC/BEを起動し、「オプション」をクリックし、外部フィルターを選択し、「フィルターの追加」をクリックします。
フィルターの追加をクリックすると、画像の左側に示すように、フィルターの一覧が表示されたウィンドウが表示されるので、そこでBluesky Frame Rate Converterを探してクリックし、OKを押します。すると、画像右のように、外部フィルターにBlueskyFRCが追加されるので、あとはそのフィルターをタップして選択し、「優先」に設定するだけです。これで、MPC-HC/BEでFluidMotionが使用できるようになりました。
まとめ
本記事では、MPC-HC/BEで動画フレームの補間方法についてご説明しました。実は、動画フレームを補間する方法として、一番簡単なのはUniFab フレーム補間 AIを利用することです。UIが簡単で初心者でも使えるし、より効果的です。その他には、MPC-HC/BEで動画フレームを補間する方法もありますが、SVPを利用してもAMD Fluid Motionを利用しても、他のソフトの連携と設定が必要で、簡単に操作できません。筆者の経験からすると、簡単に利用できるUniFab フレーム補間 AIがおすすめです。ぜひ、使ってみてください。