【Windows/Mac対応】動画ファイルの容量を小さくする方法と注意点
要約: 4K動画の普及と8K動画の登場によって、動画ファイルサイズは肥大化の傾向にあります。そこで、本記事ではWindows・Macで動画ファイルを小さくする方法と注意点について解説していきます。
目次
動画投稿はFHDから4Kに変わりつつあり、ビデオカメラや一眼レフはもちろん、スマホに至るまで4K動画の撮影が一般化されてきています。高解像度な動画配信に伴い、動画ファイルは肥大化しており、形式によっては数十GBの容量になってしまうことも少なくありません。
そこで、今回はPCで動画ファイルを小さくする(圧縮)する方法と、小さくする際の注意点を解説したいと思います。
動画形式と容量の関係性と動画ファイルを小さくするメリット
動画形式(フォーマット)には、MP4を始め、MOV、AVI、FLV、VOBといった様々な形式があり、それぞれに動画の圧縮率や容量に違いがあります。ここでは、それぞれの形式の特徴とメリットなどについて解説していきます。
動画ファイルに使われている主なフォーマット
現在主流で使われている動画形式には、以下のようなものがあります。
・MP4(H.264・Xvid・Divx・MPEG-4)
・AVI(H.264・Xvid・Divx・MPEG-4)
・MOV(H.264・MJEG・MPEG-4)
・FLV(VP6・H.263・H.264)
・VOB(MPEG-2・MPEG-1)
これ以外にも多くのフォーマットが存在しますが、今回はこれらの形式の中から、もっとも多く利用されているMP4の特徴とメリットを見ていきたいと思います。
MP4の特徴とメリット
MP4は現在最も汎用性の高い動画フォーマットで、PCはもちろん、スマホやタブレットなどでも気軽に利用できる形式であるため、「MP4にしておけば問題ない」といえるほど信頼性があります。
なぜ、それほどまでに普及しているのか。それには以下のような理由があります。
・高画質でありながら圧縮率が高い
・MOV形式ベースで開発されており、機能面が豊富
・スマホ、タブレットはもちろん、ほとんどのメディアプレーヤーで対応している
・OSに左右されずに利用できる
MP4は、劣化を最小限にしながら圧縮率が高いコーデックを利用できることと、ほとんどのメディアプレーヤーに対応しているという点が、普及率を高めたと思われます。
動画ファイルを小さくするメリット
動画ファイルを小さくすることにより、以下のようなメリットが考えられます。
・スマホやタブレットの容量を気にせずに保存、視聴することができる
・動画のアップロード(ダウンロード)時間や通信料を節約することができる
・大容量の動画を多く保存できる(4K動画)
・無駄なファイルサイズを削除することでPCの容量を節約できる
動画ファイルの中には画質に対して容量が大きすぎる形式などもあるため、動画ファイルを圧縮することでファイルサイズを抑えることができます。また、動画をアップロードする際に容量がいっぱいでエラーになるなどのトラブルを防ぐことも出来ます。
動画容量を小さくする方法
動画を小さくする(圧縮する)方法はいくつかありますが、今回は「DVDFab 動画変換 Pro」を使って動画を小さくする方法をご紹介します。
DVDFab 動画変換 Proの主な概要
DVDFab 動画変換 Proは、「DVDFab動画変換」「ToolKit」「VideoCruise」の3つのアプリがセットになっている動画編集総合ソフトで、これ1つで動画や音声に関する編集すべてに対応しています。また、30日間はすべての機能が無料で利用できるため、無料期間中に使い倒して購入しないという選択肢をとることも可能です。
この記事では、「DVDFab動画変換」を使って動画ファイルを小さくする方法をご紹介します。
●DVDFab 動画変換 Proの仕様環境
対応OS:Windows7(32/64bit)以降(Windows11対応)
公式サイト:https://dvdfab.org/video-converter-pro.htm
対応言語:日本語
価格:10029円(期間限定30%OFF,クーポンコード:VCPR30)(30日間返金保証)
その他:30日間無料体験版あり
CPU:Intel Corei3以降
RAM:4GB以上
HDD:40GB以上
その他:インターネット接続必須(アップデート等)
DVDFab動画変換Proをインストールする方法
公式サイト:https://dvdfab.org/video-converter-pro.htm
- 公式サイトより「無料ダウンロード」をクリックして、DVDFab動画変換Proのインストーラーをダウンロードします。
https://dvdfab.org/video-converter-pro.htm
- インストーラーを起動したら「クイックインストール」をクリックしてインストールを開始します。
- インストールが完了したら「すぐ起動」をクリックして起動画面を開きましょう。
- インストールが完了したら、VideoConverterをクリックして、「体験」を選んで起動させます。
- DVDFabが起動されたら、画面上部の「変換」をクリックして、画面中央部分に変換したい動画ファイルをドラッグアンドドロップします。
- 動画をインポートすると以下のようなウィンドウが表示されるので、「はい」をクリックしてウィンドウを閉じます。
(ここで動画形式やコーデックを変更することができますが、まずは基本的な使い方をご紹介します)
- 動画をインポートしたら、赤枠内のプルダウンメニューを開いて「他のプロファイルを選択」をクリックします。すると変換できる形式が表示されるのでMP4をクリックして閉じます。
- 画面中央の容量が表示されているプルダウンメニューをクリックして、お好みの容量を選択します。
(容量が大きいほど画像劣化が抑えられるので、画質の劣化と容量のバランスをとりましょう。)
- プロファイルと容量を変更したら、画面右下の「出力先」フォルダアイコンをクリックして保存先を選択し、「開始」をクリックします。
- 動画のエンコードが開始されるので、バーが100%になるまで待ちましょう。
(無料版の場合でも30日間はすべての機能が利用できるため、GPUアクセラレーションも作動します)
- 「プロセスが完了しました」という表示が出たら「OK」をクリックして、保存した動画が再生できるかチェックしてください。
●ポイント
動画を圧縮する(小さくする)場合は、どの形式であってもMP4にすることをお勧めします。MP4であれば、画質劣化をおさえながら容量を大幅に抑えることができることと、スマホやタブレットでも再生することが可能です。
動画ファイルを小さくする際の注意点
動画ファイルの変換方法によっては、変換した動画が読み込めなくなってしまうということがあります。そうした場合には、以下の原因が考えられます。
・動画変換によって動画ファイルが破損している
・メディアプレーヤー(アプリ)が動画形式に対応していない
・再生機器の性能不足
・MP4再生に対応したコーデックをインストールしていない(PC)
動画ファイルを圧縮または変換中にほかの作業をしたり、変換中のファイルを移動したりすることは絶対にしないようにしてください。ファイル破損の原因になります。また、再生アプリやスマホのバージョンによって読み込めないという可能性もあるため、スマホ、再生アプリのバージョンは最新版にしておくようにしましょう。
PCで再生する場合にはコーデックのインストールや最新バージョンのメディアプレーヤーがインストールされているかチェックしましょう。
どうしても再生できない場合は、もう一度動画変換をやり直すというのもおすすめです。
まとめ
今回は動画ファイルの容量を小さくする方法と注意点について解説させて頂きました。今回の記事をまとめると、以下のようになります。
・高解像度の動画配信やスマホ、タブレットでの利用が増えているため、動画の圧縮は必須
・効率よく動画ファイルを小さくするなら、圧縮率と汎用性が高い「MP4」がおすすめ
・動画編集、動画変換、音声変換などをまとめて行うなら「DVDFab動画変換Pro」がおすすめ
動画ファイルが大きいと、動画のアップロードに時間がかかってしまったり、スマホやタブレット本体容量が圧迫されてしまったりなどの問題もあるため、動画を小さくするというのはもはやマストの工程になりつつあります。ただし、動画を圧縮してしまうと画質劣化やファイル破損のリスクが高まってしまうこともあるため、動画変換を行う場合は信頼性の高い動画変換ツールを使うようにしてください。