Wondershare UniConverterの使い方と危険性・使えない場合の対処法を徹底解説
要約: 現在動画を変換できるツールは、各社から数多く販売されております。どのツールを使えばよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。今回の記事では、数ある動画編集ツールの中でも有名な「Wondershare UniConverter」の使い方と危険性について、詳しく解説していきましょう。また後半では使えなかった場合の対処法や、代替案などをご紹介します。
1. Wondershare UniConverterの機能と使い方
Wondershare UniConverterとはどういったものなのか、その機能と使い方について解説していきます。
1.1 UniConverter(ユニコンバーター)とは
UniConverterは、中国のWondershare (ワンダーシェア)社が販売している、動画変換総合ツールのことです。同社には動画編集ソフトとして有名な「Fimora」をはじめ、7種類の製品が販売されています。UniConverterには以下の機能が搭載されています。
- 1,000種類以上の動画、音声ファイルの変換
- 10,000以上の動画ストリーミングサイトから動画をダウンロード
- CD/DVD作成ツール
- 複数の動画を同時圧縮
- 簡単な動画編集機能
- ファイル結合
- ビデオプレーヤー
- ツールボックス(画像変換、GIF作成、透かし隠し、字幕編集、AIポートレート、背景削除、オートリフレームなど)
このようにさまざまな機能を複合的に利用できるため、動画に関する編集をこれひとつで済ませられることでしょう。
1.2 UniConverterの価格・動作環境
UniConverterは無料でダウンロードできるものです。しかしすべての機能を無制限に利用するためには、有料プランを購入する必要があります。UniConverterの有料プランは、以下の通りです。
- 1年間サブスクリプション:5,580円(税込)
- 永久ライセンス:8,480円(税込)
サブスクリプションでは、常に最新バージョンを利用できます。しかし永久ライセンスはメジャーアップデートの場合、別途購入する必要性があります。この違いはしっかりと把握しておきましょう。
「動作環境」
- 公式サイト:https://uniconverter.wondershare.co.jp/?gclid=CjwKCAjw-8qVBhANEiwAfjXLrlyVwqBtEa27qm8cEUkEWJn6U4tDQJFS5z_3o42NiSNOuF7axev4kxoCexAQAvD_BwE
- 対応言語:日本語
- 対応OS:Windows7以降11対応(64bitのみ) MacOS10.11以降(M1対応)
- CPU:(Win)750Mhz以上 intel AMD CPU (Mac)1Ghz以上Intel CPU
- RAM:(Win)256MB以上 (Mac)512MB以上
- HDD:100MB以上
2. UniConverter(ユニコンバーター)の使い方
UniConverterの主な機能は、トップ画面左にあるタブ欄を選ぶことで簡単に利用できます。また画面中央から新しい機能をインストールしたり、有料版へのアップグレードしたりなどもできるのです。インストールさえしてしまえば操作は簡単といえるでしょう。
それぞれの機能について、簡単にみていきましょう。
2.1 UniConverterで動画を変換する
画面左メニューから「変換」をクリックします。画面中央に動画ファイルをドラッグ&ドロップまたは、赤枠内をクリックしてファイルを選択しましょう。
ファイルがインポートされたら赤枠のアイコンをクリックして、変換する形式を選択し「変換」をクリックして動画を変換させます。※この時複数の動画をインポートして変換が可能です。
2.2 UniConverterで動画をダウンロードする
画面左メニューから「ダウンロード」をクリックし、画面中央の赤枠内アイコンをクリックしましょう。ダウンロードした動画のURLをコピー&ペーストして、ダウンロードをクリックします。
動画が解析されたら、保存したい動画の形式を選択して「ダウンロード」をクリックしましょう。ダウンロードを開始します。
ダウンロードが完了したら終了です。
3. UniConverterの評判と危険性について
UniConverterは、シンプルなインターフェイスと豊富な機能を備えた高性能ツールです。しかしその評判と危険性はどうなのでしょうか。ここではさまざまな角度から検証していきましょう。
3.1 UniConverterの危険性と安全性
UniConverterは無料で利用できるため、ウイルス感染や他のソフトを勝手にインストールされるなどの、心配をする方もいるかもしれません。しかしUniConverter は、Fimoraでも信頼のあるWondershare社が販売している正規のソフトです。大きな危険性はとくにないといえるでしょう。
言語も日本語に対応しており、公式サイトも日本語なので安心して使えます。ただしインストールする際には、以下の点に注意しておく必要があります。
- 無料版で使える機能はかなり限定されている
- 公式サイトで紹介されている機能のほとんどは有料版を購入しないと使えない
- 使っているPCの仕様によってはウイルスソフトに検知されてしまう可能性がある
無料版をインストールできるものの、ほとんどの機能は有料でなければ使えません。期待をしすぎると、肩透かしをくらってしまうかもしれません。有料版ですべての機能が確実に使えるかチェックできないため、ある程度覚悟して購入する必要があります。
また人によってはウイルスソフトに検知してしまうという、トラブルもあるようです。インストール前にはあらかじめウイルスソフトの設定を見直しておくほうが、よいかもしれません。
- 評価点
UniConverterは、無料の段階で会員登録やクレジットカードの登録を強制的に求められることはありません。また類似したソフトなどもないため、安全性という点では非常に高いものといえます。
3.2 UniConverterの評判
ここでは実際にUniConverterを使っている人の口コミを元に、よい評判と悪い評判についてまとめてみました。
UniConverterのよい評判
- すべての機能がシンプルでわかりやすく、初心者でも安心して使える
- パソコンアプリとして動作が安定している
- スマホやタブレットで視聴する動画に変換するのが簡単
- 動画ファイルから音声ファイルを簡単に抜き出せる
- YouTubeのダウンロードも簡単にできる
- 他のフリーソフトに比べて圧倒的にDVD作成が簡単
UniConverterの悪い評判
- 購入後の登録方法が難しすぎる
- YouTubeのダウンロードができない(できるものとできないものがある)
- DVDの書き込みがうまくいかない
- 変換できない形式、ファイルが多かった
- マニュアルがネットにしかなく、情報も少なすぎる
- メーカーサポートが非常に遅い
- ウイルス警告、インターネット不具合が出る
3.3 UniConverter評判のまとめ
評判をまとめてみると、動画変換やダウンロードといった操作に不慣れな初心者の方には評判がよくなっています。しかし特殊なファイルを利用する人や、ヘビーな編集作業をするような人には、評判が悪いようです。
悪い評判では変換できない形式が多い、メーカーサポートが遅いなどがありました。またウイルス警告・インターネットに不具合が出るなど、大きな問題となる点もあるので、注意が必要です。
4.UniConverterが使えない場合の対処法(代替ソフト)
UniConverterが使えなかった場合に、おすすめの代替ソフトをいくつかご紹介していきましょう。
4.1 UniConverter の代替案1:DVDFab 動画変換Pro
公式サイト▶https://dvdfab.org/video-converter-pro.htm
DVDFab 動画変換Proは、1,000以上の動画、音声ファイル変換に、また動画の編集に対応しております。 |
DVDFab 動画変換ProはDVDFab社が販売している動画変換ソフトです。別途有料購入することで、DVDやBlu-rayリッピングなどの機能を追加できます。また同封する「Video Cruise」と「Toolkit」を使うと、プロ仕様の動画編集やGIF作成なども可能になるのが特徴です。
「特徴」
- 1,000以上の動画、音声フォーマットの変換
- 最大8Kの動画変換、マルチチャンネルのオーディオ変換
- 動画から音声抽出可能
- GPUアクセラレーションによる高速エンコード
- 有料でDVD、Blu-rayコピー、リッピング可能(プロテクト解除)
- 無料版は30日間すべての機能が無制限で利用できる
「動作環境」
- 対応言語:日本語
- 対応OS:Windows7以降11対応(32/64bit)
- CPU:Pentium II 500MHz以上
- RAM:2GB以上
- HDD:10GB以上の空き
- 公式サイト:https://dvdfab.org/video-converter-pro.htm
- 価格:7,669円(30日間返金保証あり)
基本的な使い方
公式サイトから「DVDFab 動画変換Pro」の無料版をダウンロードして、インストールしてください。
インストールが完了したら、起動して画面上の「変換」をクリックします。画面中央に動画、音声ファイルをドラッグ&ドロップしてください。
ファイルの読み込みが完了したら、画面中央の赤枠内をクリックし変更したい箇所を設定します。
ファイル変換の設定が完了したら、画面右下の「出力先」を設定しましょう。「開始」をクリックしてエンコードを開始します。
エンコードが完了したら動画変換は終了です。
4.2 UniConverter の代替案2:Leawo Prof. Media
DVDFabとほぼ同等の機能を備えた高性能ツールです。各ツールを別途購入することでDVD、Blu-rayのリッピングもできるようになります。こちらは無料版では5分以内のコンテンツしか利用できないため、基本的に購入しなければいけないという点には、しっかりと注意してください。
「特徴」
- 各ツールを購入するとDVD、Blu-rayコピー、リッピングを含めた総合動画編集ツールになる
- Windows、Macどちらにも対応している
- 動画変換、動画ダウンロード機能を搭載
- 無料ではほとんどの機能がお試し程度にしか使えない
- 公式サイト:https://www.leawo.org/jp/total-media-converter-ultimate/
「動作環境」
- 対応言語:日本語
- 対応OS:Windows7以降11対応(32/64bit)MacOS10.13以降 OS12対応
- 価格:オールインワンパック 27,900円(永久ライセンス1台分)個別購入可能
5. まとめ
今回はUniConverterの使い方と危険性、使えない場合の対処法(代替ソフト)について解説させいたしました。今回の記事をまとめると、以下のようになります。
- UniConverterは安全性の高い初心者におすすめのツール
- 玄人が使うには機能不足な点が多く、ちょっとした操作で不具合や別のトラブルが発生しやすい
- 今後本格的に動画変換や動画編集を行いたいのなら、「DVDFab動画変換Pro」などのプロ用高性能ソフトを検討した方がよい
UniConverterは大きな危険性もなく、初心者が安心して利用できるソフトです。動画変換や編集をしたことがない人にとっては、非常におすすめといえるでしょう。ただしやりたいことが決まっていたり、豊富なフォーマットの動画素材を使ったりしたい場合もあります。その際はプロ仕様の高性能なツールを、最初から検討した方がよいでしょう。