Wondershare UniConverterの使い方・安全性・評価と使えない場合の対処法を徹底解説
要約: 現在動画を変換できるツールは、各社から数多く販売されております。どのツールを使えばよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。今回の記事では、数ある動画編集ツールの中でも有名な「Wondershare UniConverter」の使い方と安全性について、詳しく解説していきます。また後半では使えなかった場合の対処法や、代替案などをご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。
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Wondershare UniConverterとは?無料版の制限
Wondershare UniConverterとはどういったものなのか、まずその機能から解説していきます。
UniConverter(ユニコンバーター)のとは?
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Wondershare UniConverterとは、中国のWondershare (ワンダーシェア)社が販売している、動画変換総合ツールのことです。同社には動画編集ソフトとして有名な「Fimora」をはじめ、7種類の製品が販売されています。UniConverterには以下の機能が搭載されています。
- • 1,000種類以上の動画、音声ファイルの変換
- • 10,000以上の動画ストリーミングサイトから動画をダウンロード
- • CD/DVD作成ツール
- • 複数の動画を同時圧縮
- • 簡単な動画編集機能
- • ファイル結合
- • ビデオプレーヤー
- • ツールボックス(画像変換、GIF作成、透かし隠し、字幕編集、AIポートレート、背景削除、オートリフレームなど)
このようにさまざまな機能を複合的に利用できるため、動画に関する編集をこれひとつで済ませられることでしょう。
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UniConverter 無料版の制限
UniConverterは無料でダウンロードできるものです。しかし、UniConverterの無料版は機能に制限されます。
| 無料版 | 有料版 | |
| 動画/音声の変換・編集 | 1/3の長さのみ書き出し | 〇 |
| 画像変換 | ロゴあり | 〇 |
| オンライン動画の保存 | 保存可能な本数は1本のみ | 〇 |
| 動画圧縮 | 動画の尺に5分までの制限 | 〇 |
| ファイル結合 | ✖ | 〇 |
| DVD/CD作成 | ✖ | 〇 |
| 画面録画 | 最大1分間まで | 〇 |
| 透かし削除 | ✖ | 〇 |
すべての機能を無制限に利用するためには、有料プランを購入する必要があります。UniConverterの有料プランは、以下の通りです。
- 1年間サブスクリプション:5,380円(税込)
- 永続ライセンス:7,780円(税込)
サブスクリプションでは、常に最新バージョンを利用できます。しかし永続ライセンスはメジャーアップデートの場合、別途購入する必要性があります。この違いはしっかりと把握しておきましょう。
UniConverterの安全性
UniConverterは、シンプルなインターフェイスと豊富な機能を備えた高性能ツールです。しかしその危険性はどうなのでしょうか。ここではさまざまな角度から検証していきましょう。
UniConverterは無料で利用できるため、ウイルス感染や他のソフトを勝手にインストールされるなどの、心配をする方もいるかもしれません。しかし、UniConverter は、Fimoraでも信頼のあるWondershare社が販売している正規のソフトです。大きな危険性はとくにないといえるでしょう。
言語も日本語に対応しており、公式サイトも日本語なので安心して使えます。ただしインストールする際には、以下の点に注意しておく必要があります。
- 無料版で使える機能はかなり限定されている
- 公式サイトで紹介されている機能のほとんどは有料版を購入しないと使えない
- 使っているPCの仕様によってはウイルスソフトに検知されてしまう可能性がある
また人によってはウイルスソフトに検知してしまうという、トラブルもあるようです。インストール前にはあらかじめウイルスソフトの設定を見直しておくほうが、よいかもしれません。
UniConverterの評価・評判
ここでは実際にUniConverterを使っている人の口コミを元に、よい評判と悪い評判についてまとめてみました。
- すべての機能がシンプルでわかりやすく、初心者でも安心して使える
- パソコンアプリとして動作が安定している
- スマホやタブレットで視聴する動画に変換するのが簡単
- 動画ファイルから音声ファイルを簡単に抜き出せる
- YouTubeのダウンロードも簡単にできる
- 他のフリーソフトに比べて圧倒的にDVD作成が簡単
- 購入後の登録方法が難しすぎる
- YouTubeのダウンロードができない(できるものとできないものがある)
- DVDの書き込みがうまくいかない
- 変換できない形式、ファイルが多かった
- マニュアルがネットにしかなく、情報も少なすぎる
- メーカーサポートが非常に遅い
- ウイルス警告、インターネット不具合が出る
UniConverterのレビュー・口コミ

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UniConverter(ユニコンバーター)の使い方
UniConverterの主な機能は、トップ画面左にあるタブ欄を選ぶことで簡単に利用できます。また画面中央から新しい機能をインストールしたり、有料版へのアップグレードしたりなどもできるのです。インストールさえしてしまえば操作は簡単といえるでしょう。
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それぞれの機能について、簡単にみていきましょう。
UniConverterでDVDを作成する方法
UniConverterの左側メニューから「DVD作成」を選択します。右上にある「書き込みビデオの保存先」が挿入した「空のドライブ」になっている事を確認して下さい。 確認できたら中央のファイルマークをクリックしDVDにしたいビデオファイルを追加して下さい。
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DVDメニューのテンプレートを編集するには、右側に表示されているテンプレートのプレビュー画像をダブルクリックして下さい。 クリック後、新しくDVDのテンプレートを編集する画面が開きます。
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DVDテンプレート編集画面の左上にはドロップダウンリストがあり、タイプ別にテンプレートを選択することが可能です。「背景の追加」したり「BGM」を追加することも可能です。変更する場合は「・・・」という三つのドット部分をクリックします。PCに保存されている画像やオーディオファイルを指定すると、DVDのメニュー画面をオリジナル仕様で作成できます。
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作成ボタンの左にあるDVDのタイプを確認してから、 ボタンを押すとDVD作成が開始します。
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UniConverterでDVD・ブルーレイをリッピングする方法
画面左側のメニューから「変換」機能を選びます。「ファイルを追加」から「DVDを追加」を選択し、DVDフォルダまたはDVD・ブルーレイのISOファイルを選択します。
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読み込みが完了したら、変換したい形式と保存先を指定し、「すべてを変換」をクリックするとリッピングが開始されます。
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UniConverterで動画を変換する方法
画面左メニューから「変換」をクリックします。画面中央に動画ファイルをドラッグ&ドロップまたは、赤枠内をクリックしてファイルを選択しましょう。
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ファイルがインポートされたら赤枠のアイコンをクリックして、変換する形式を選択し「変換」をクリックして動画を変換させます。※この時複数の動画をインポートして変換が可能です。
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UniConverterで動画をダウンロードする方法
画面左メニューから「ダウンロード」をクリックし、画面中央の赤枠内アイコンをクリックしましょう。ダウンロードしたい動画のURLをコピー&ペーストして、ダウンロードをクリックします。
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動画が解析されたら、保存したい動画の形式を選択して「ダウンロード」をクリックしましょう。ダウンロードを開始します。
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ダウンロードが完了したら終了です。
UniConverterの限界:便利さだけでは補えない専門性の差
Wondershare UniConverterは、動画変換・編集・ダウンロード・圧縮など、多くの作業を一本でこなせる万能型ソフトとして知られています。日常的にMP4を変換したり、軽い編集をしたいユーザーにとっては、確かに便利で使いやすい選択肢でしょう。
ただ、その「なんでもできる」という特徴は、裏を返せば「どの分野でも専門的ではない」という弱点につながります。特に DVD/Blu-rayのバックアップや保護解除のような、より高度な処理が必要な場面ではその差がはっきりと表れます。
UniConverterのDVD/ブルーレイの変換機能は、自作ディスクやコピーガードが付いていないDVD・ブルーレイなら問題なく扱えますが、コピーガードの解除には対応していません。映画コレクションをきちんと残したいユーザーからすると、この点はどうしても物足りなく感じられます。
つまりUniConverterは「幅広く、手軽に使いたい人」には向いていますが、商用ディスクのバックアップや高度な保護解除が必要な場合は、DVD/Blu-ray専門のソフトと比べると限界がある、というのが正直なところです。
そのため、「日常的な動画変換はできても、肝心なときに困ってしまう」という状況を避けたい場合は、より専門性の高い代替ソフトを併用することが現実的な解決策 になります。用途に合ったソフトを選べば、失敗率が下がるだけでなく、画質・速度・対応範囲の面でも大きなメリットがあります。
UniConverterが使えない場合の代替ソフトおすすめ
それでは、UniConverterで対応できなかった場合に役立つ、信頼性の高い代替ソフトを紹介していきましょう。
UniConverterのDVD作成機能の代替案:DVDFab DVD 作成

- 200以上の動画ファイル形式からDVDを作成
- 元動画の高画質を保ったままで作成
- DVDメニューを思いのままにカスタマイズできる
- ISOファイル/フォルダとしても保存できる
DVDFab DVD 作成は200以上の動画ファイル形式からDVDを作成できるソフトです。自家製の動画や他のチャンネルからダウンロードした動画の高画質を保ったまま、標準のDVDを作成できます。出力されるDVDは、家庭用DVDプレーヤー、PS5、Xboxで再生可能です。
さらに、背景、サムネイル、テキスト フォント、色、サイズ、再生 / 一時停止、前 / 次の再生ボタンなど、メニューテンプレート内のすべての要素とウィジェットを自由にカスタマイズできます。カスタマイズしたメニューデザインをプレビューしたり、デフォルトテンプレートとして保存したりすることも可能です。
基本的な使い方
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UniConverterのDVD・ブルーレイ リッピングの代替案:DVDFab DVD リッピング
- RCE、UOPs、APS、RC、DADC、Disney's Fake など、ほぼすべてのDVDコピーガードを対応
- 1000以上の動画/音声形式に対応している
- 出力ビデオ、オーディオ、字幕などの細かい設定ができる
- 動画編集機能付きなのでリッピングした動画をカスタマイズできる
- 処理が高速でエラーの発生率が低い
基本的な使い方





UniConverterの動画変換機能の代替案:UniFab 動画変換 Pro
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UniFab 動画変換Proは、1,000以上の動画、音声ファイル変換に、また動画の編集に対応しております。 |
UniFab 動画変換Proは優れている動画変換ソフトです。別途有料購入することで、DVDやBlu-rayリッピングなどの機能を追加できます。また同封する「Video Editor」と「Toolkit」を使うと、プロ仕様の動画編集やGIF作成なども可能になるのが特徴です。
「特徴」
- 1,000以上の動画、音声フォーマットの変換
- 最大8Kの動画変換、マルチチャンネルのオーディオ変換
- 動画から音声抽出可能
- GPUアクセラレーションによる高速エンコード
- 有料でDVD、Blu-rayコピー、リッピング可能(プロテクト解除)
- 無料版は30日間すべての機能が無制限で利用できる
基本的な使い方
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UniConverterの動画ダウンロード機能の代替案:StreamFab
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StreamFabは、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、Disney+、Huluなど、1000以上の配信サービスから動画を直接ダウンロードできるソフトです。動画をMP4やMKV形式で高画質(最大1080p~4K)保存でき、広告の除去や字幕・音声の選択にも対応しています。
録画ではなくダウンロード方式のため画質が劣化せず、オフラインで視聴したい人に最適です。無料版ではYoutube動画のダウンロード機能を無料で利用できます。有料版では複数エピソードの一括保存や無制限ダウンロードが可能です。
UniConverterとDVDFabの決定的な違い【機能比較表付き】
Wondershare UniConverterは、動画形式の変換や簡単な編集、日常的なファイル処理に向いた汎用型の動画ツールです。一方で、DVDやBlu-rayといった「物理メディアのバックアップや保護解除」を目的とした場合、対応範囲には明確な限界があります。
市販・レンタルのディスクには、コピー防止のための暗号化や各種制限が施されており、一般的な動画変換ソフトでは読み込み自体ができないケースも少なくありません。
以下の表では、ディスク処理・バックアップという観点から、UniConverterとDVDFab オールインワンの対応状況を比較しています。手元のDVD / Blu-rayを「どこまで扱えるか」という違いを、ひと目で確認してみてください。
| 機能・比較項目 | Wondershare UniConverter | DVDFab オールインワン |
| コピーガード解除 | 非対応(自作・非保護ディスクのみ) | 対応(CSS / RC / RCE / APS / UOPs / AACS など主要ガード) |
| Cinavia 対策 | 非対応(音声ミュート問題は解消不可) | 専用モジュールで対応(対応タイトル) |
| ディスクの読み込み可否 | コピーガード付きディスクは不可 | コピーガード付きでも読み込み可能 |
| バックアップ方式 | 動画ファイルへの変換が中心 | フルディスク / メインムービー / 1:1クローン / ISO / フォルダなど複数モード |
| メニュー・構造保持 | 不可(メニューは失われる) | 可能(DVD / Blu-ray の構造を維持) |
| ISOファイル作成 | 限定的(動画由来のみ) | 完全対応(ディスク → ISO / フォルダ) |
| リージョンコード | 非対応 | 解除・無効化に対応 |
| AI 高画質化 | 動画ファイル向けの AI 補正・アップスケール | ディスクリッピングと同時に FHD / 4K へアップスケール可能(AI モジュール) |
| 音声パススルー | AAC などへの再エンコードが中心 | TrueHD / DTS-HD MA などのパススルー対応 |
| 3D Blu-ray 対応 | 限定的 | 各種 3D フォーマットに対応 |
| 用途の適性 | 日常的な動画変換・編集 | DVD / Blu-ray の保存・バックアップ・管理 |
動画ファイルの形式変換や簡単な編集が目的であれば、UniConverterは十分に便利なツールです。一方、市販・レンタル DVD / Blu-rayを確実に読み込み、構造を保ったまま保存・バックアップしたい場合は、UniConverterでは対応できません。
DVDFab オールインワンは、コピーガード解除・ディスク構造保持・ISO作成・高音質パススルー・AI高画質化までを一貫して行える、ディスク処理に特化した総合ソリューションです。「ディスクをどう扱いたいか」という目的の違いが、両ソフトの決定的な差と言えるでしょう。
UniConverterがうまく動かないときに多い症状と原因・対処法
UniConverterは便利な一方で、「変換できない」「音が出ない」「途中で止まる」などのトラブルに当たることがあります。ここでは、代表的な症状とその原因、対処まで整理します。
DVDやブルーレイが読み込めない・解析に失敗する
市販DVDやレンタルディスクを入れても、読み込みが失敗したり解析エラーになるケースがあります。これはディスク側の保護や規格、ドライブとの相性、読み取り状態など複数要因があり、まずはディスクの汚れ・傷、別ディスクでの動作確認、ソフトの更新、ドライブ変更(外付けへ切替)など基本チェックから進めるのが近道です。公式ヘルプでも「DVD読み込み失敗」の対処が案内されています。
変換した動画が途中までしか保存されない
長編を変換したのに冒頭だけで終わる/全体の一部しか出力されない場合、原因として多いのが体験版(無料版)の出力制限です。UniConverterは無料版だと動画変換や編集が長さの一部までに制限される仕様が明記されています。まずは自分が無料版で使っていないか、ログイン状態やプランを確認しましょう。
変換後に音が出ない・音声がずれる
映像は出るのに音が出ない/音がズレる場合は、出力した音声コーデックが再生側と合っていない、あるいは変換時の設定や素材のタイムスタンプ不整合が原因になりがちです。
対処としては、出力の音声形式を一般的なもの(AAC/MP3等)に変えて再変換する、別プレーヤーで再生して切り分ける、必要なら再エンコードしてタイムスタンプを整える、といった手順が有効です。音ズレについては公式側でも対処をまとめています。
また「録画はできたが音だけ入らない」タイプは、PC側の音声設定が原因になることがあり、こちらも公式ヘルプで案内されています。
DVDの書き込みが途中で止まる・再生できない
起動中に固まる、変換の途中で落ちる場合は、アプリ側の一時不具合・競合・環境要因(GPU設定、常駐ソフト、破損した設定ファイル等)が絡むことがあります。まずは最新版への更新、PC再起動、常駐の停止、再インストールといった基本対応から試すのが定番で、クラッシュ/フリーズ自体も公式ヘルプにトラブルシュート項目があります。
購入したのに有料版として認識されない
「買ったのに機能制限が解除されない」場合は、ログインしているWondershare IDが購入時と違う、シリアル引き換えが未完了、対象バージョンが合っていない…などが原因になりやすいです。アクティベーションやシリアル引き換え手順は公式で整理されています。
動画ダウンロードが失敗する・突然使えなくなる
ダウンロード系はサイト側の仕様変更や制限の影響を受けやすく、昨日までできたのに突然失敗することもあります。公式側でもダウンロード機能の問題カテゴリを用意しており、まずはバージョン更新・対象サイトの変更点の影響を疑うのが基本線です。
UniConverterは日常的な動画変換には便利ですが、DVDやブルーレイの暗号化ディスクを扱う設計ではありません。そのため、読み込み失敗や音声トラブルなどが起こりやすい場面があります。一方、DVDFab オールインワンはディスク処理を前提に開発された専門ツールで、コピーガード対応や処理の安定性に優れています。確実にバックアップや変換を行いたい場合は、DVDFabの方が安心と言えるでしょう。
まとめ
今回はUniConverterの使い方と安全性、使えない場合の対処法(代替ソフト)について解説しました。今回の記事をまとめると、以下のようになります。
- UniConverterは安全性の高い初心者におすすめのツール
- 玄人が使うには機能不足な点が多く、ちょっとした操作で不具合や別のトラブルが発生しやすい
- 今後本格的に動画変換や動画編集を行いたいのなら、「UniFab 動画変換Pro」などのプロ用高性能ソフトを検討した方がよい
- 動画をDVDに作成したいなら、もっと専門的DVD書き込みソフト「DVDFab DVD 作成」がおすすめです。
UniConverterは大きな危険性もなく、初心者が安心して利用できるソフトです。動画変換や編集をしたことがない人にとっては、非常におすすめといえるでしょう。ただしやりたいことが決まっていたり、豊富なフォーマットの動画素材を使ったりしたい場合もあります。その際はプロ仕様の高性能なツールを、最初から検討した方がよいでしょう。





