パワーディレクターのDVD書き込み方法!無料で高画質は可能?エラーでできないときは?
要約: 多機能な動画編集ソフトとして知られているパワーディレクター。編集した動画をDVDに書き込んで家族や友だちとシェアしたいという方も多いでしょう。そこで本記事では、パワーディレクターを使ったDVD書き込み方法を紹介します。高画質で書き出す方法やエラーが発生したときの対処法、さらにおすすめのDVD作成ソフトも紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
パワーディレクター(PowerDirector)とは
パワーディレクターは、AI機能を豊富に搭載した動画編集ソフト。動画編集だけでなくオーディオ編集、色補正などさまざまな編集を行うことができ、編集した動画の出力方法としてDVDへの書き込み機能を搭載しています。
パワーディレクター(PowerDirector)でできること
パワーディレクターの主な機能は下記のとおりです。
- 動画編集
- AIによる動画の高画質化
- AIによる文字起こし
- AIによる背景除去
- AIによる音楽生成
- AIリップシンク(人物の写真を元に動画のように喋らせる)
カットやトリミング、エフェクトの追加など基本的な編集機能はもちろんのこと、AIによる背景除去や音楽生成など編集作業を効率化する機能も豊富に搭載されています。
パワーディレクター(PowerDirector)の価格
パワーディレクターの料金プランは1ヶ月プランと年間プランの2種類です。
月額プランの料金は下記の通り。PromeoとはAIが搭載されたデザインツールです。パワーディレクターをインストールすると抱き合わせでインストールされます。
PowerDirector 365 Windows 版 | 2180円/月 |
Director Suite 365 Windows 版 | 3980円/月 |
Promeo | 1050円/月 |
パワーディレクター(PowerDirector)でDVDを書き込む方法
ここでは、パワーディレクターを使ってDVDを作成する方法を解説します。
動画を読み込んでDVD作成画面を開く
まずはDVDに書き込みたい動画を用意しましょう。パワーディレクターで編集した動画を読み込んでも、録画した動画をそのまま読み込んでもOKです。もちろん容量内であれば複数の動画を書き込むこともできます。
パワーディレクターを開いたら「新規作成」をクリック。
動画編集画面が開きますので、ファイルアイコンの部分にDVDに書き込みたい動画をドラッグ&ドロップしてください。容量内であれば複数の動画を読み込むことができます。
「書き出し」をクリックしたら「DVD/BD」をクリックしてください。
「コンテンツ」タブで「追加の動画を読み込み」をクリックして、必要であれば書き込みたい動画を追加していきます。
DVDメニューを作成する
「メニューの基本設定」タブを開いたらメニューテンプレートを選択して「すべてのページに適用」をクリックしてください。
メニューテンプレートは「DirectorZone」というオリジナルサイトから自由にダウンロードできます。メニューが必要なければ「メニューなし」のボタンをクリックしてください。
「DVDメニュー」をクリックして検索していきましょう。ちなみに素材のダウンロードには、パワーディレクターのアカウントが必要です。
メニューにボタンを追加したい場合は「メニュー構造」を選択します。
設定をして書き込みを行う
最後に「2Dディスク」タブで動画や音声のエンコード方式などを設定します。高画質で書き込みたい場合は、動画エンコード形式のプルダウンをクリックして高い解像度を選択しましょう。
最後にドライブに空のディスクをセットして「2Dで書き込む」をクリックすればOKです。書き込む前に一度コンテンツをプレビューしておきましょう。
最後にきちんと書き込みができているか、DVDを再生してみてください!
パワーディレクター(PowerDirector)で書き込みができないときの対処法
パワーディレクター(PowerDirector)では、DVDへの書き込み時にエラーが発生したという口コミが多くて発生しています。ここでは、パワーディレクター(PowerDirector)で書き込みができないときの対処法を解説します。
mpegやISOで正常に再生できるか確認する
パワーディレクターでDVDへの書き込みがうまくいかない場合、原因がDVDディスク自体にあるのか、それともパワーディレクターの設定やプロジェクトファイルにあるのかを切り分けることが重要です。
問題の原因を特定するために、まずはDVD-Video形式で記録された映像と音声を格納したファイルであるmpegやDVDの内容を丸ごと1つのファイルとして保存したISOの状態で再生ができるかどうか確認しましょう。
mpegやISOの状態で正常に再生ができれば、少なくとも書き込むファイルには問題がないことになります。
ソフトのバージョンを最新にする
パワーディレクターでDVDへの書き込みがうまくいかない場合、ソフトのバージョンが古いことが原因の一つとして考えられます。ソフトの状態が古いと最新のDVDドライブやディスク、Windowsのバージョンに対応していない場合があり、書き込みエラーが発生する可能性があるからです。
ソフトのバージョンの状態は、パワーディレクターを起動し「メニューバー」>「ヘルプ」または「アップデート」から確認してください。
動画を圧縮してDVDに書き込む
書き込む動画のデータ量はDVDの容量と合っていますか?DVDには容量制限があるため、動画のデータ量がDVDの容量を超えていると、書き込みを行うことがで���ません。容量がオーバーしてしまっている場合は、画質やビットレートを下げたり、不要な部分をカットしたりして動画の容量を減らしてみましょう。
メニューデザインをシンプルにする
あまりにも複雑なメニューデザインは、DVDの容量を圧迫し、書き込みエラーを引き起こす可能性があります。メニューデザインをシンプルにすれば容量の削減にもつながりますし、書き込みエラーも最小限にすることができます。パワーディレクターではメニューデザインの素材が豊富なのでいろいろと盛り込みたくなってしまいますが、書き込みエラーが生じる場合はメニューデザインをシンプルに変更してみましょう。
テレビで再生したいときはNTSCを選択しよう
最後におまけですが、作成したDVDをテレビで再生したい場合は、NTSC方式を採用するようにしましょう。
日本のテレビやDVDプレーヤーは、NTSC方式に対応しています。そのため、PAL方式で作成されたDVDは、正常に再生できない場合があります。
テレビ方式を確認するには、書き込み設定の「設定」をクリックして「TV方式」の項目が「NTSC」になっていることを確認します。もし「PAL」になっている場合は、「NTSC」に変更してください。
より高機能!パワーディレクター(PowerDirector)のおすすめ代替ソフト
どうしてもパワーディレクターのエラーが解消できない…そんなときは代替ソフトを使うのが手っ取り早いでしょう。ここでは、DVD作成専門のおすすめソフトDVDFab DVD 作成を紹介します。
DVDFab DVD 作成とは
- MP4、MKVなどの200種類以上の動画ファイルをサポート
- スマホで撮った動画やダウンロードした動画にも対応
- 字幕、音声、アスペクト比、再生順などを設定できる
- DVDメニューを作成して、カスタマイズすることも可能
- インターフェースがシンプルなので、初心者でも簡単に使える
DVDFab DVD 作成とパワーディレクター(PowerDirector)を比較
では、DVDFab DVD 作成とパワーディレクターを比較してみましょう。
DVDFab DVD 作成 | PowerDirector | |
対応OS | Windows/Mac | Windows/Mac |
メニューテンプレート | 豊富 | 少ない |
処理速度 | 50倍速 | 非公開 |
.nfoファイルの保存 | 〇 | × |
動画編集 | 〇 | 〇 |
無料版でできること |
すべての機能を30日間試せる |
すべての機能を30日間試せる |
作成したDVDをテレビで再生 | 〇 | △ |
使いやすさ | ★★★★★(シンプルで使いやすい) | ★★★★☆(多機能ゆえに慣れが必要) |
パワーディレクターは動画編集をメインにしたソフトなので、DVD作成機能はそんなに充実していません。オーサリング機能も十分ではないため、作成したDVDをテレビで再生できない可能性があります。
一方DVDFab DVD 作成はDVD作成を専門にしたソフトなので、メニューテンプレートも豊富、かつ処理速度も50倍速と超高速です。オーサリング機能付きなので、作成したDVDをテレビできちんと再生することができます。
また、パワーディレクターは動画編集機能を使わない方にとってはオーバースペックかもしれません。「思い出の動画をDVDにしたい」そんな方はDVDFab DVD 作成を使いましょう。
ちなみに家電量販店で販売されているスタンダード版のパワーディレクターの場合、ブルーレイやAVCHDの書き出しを行うことができません。対するDVDFabの場合はDVDFab Blu-ray 作成というブルーレイ向けソフトがリリースされているため、ブルーレイの作成を行うこともできます。
DVDFab DVD 作成で動画をDVDに書き込む方法
「詳細設定」でボリュームラベル、ビデオ画質、アスペクト比、再生モードなどを設定することができます。
まとめ
今回はパワーディレクターでDVDの書き込みを行う方法を解説しました。パワーディレクターでは作成した動画や読み込んだ動画をDVDに書き込んだりISOにリッピングしたりすることができます。しかし、パワーディレクターにはオーサリング機能が十分ではない、書き込み速度がやや遅いなどのデメリットもあります。とにかく簡単にDVDを作りたい、作成したDVDをテレビで再生したい、そんな方は迷わずDVDFab DVD 作成を使いましょう!