「Windows 11で動画や写真データをDVDに保存したいけれど、専用のライティングソフトは必要?」と疑問に思っていませんか?実は、PCのデータバックアップ目的であれば、Windows 11に搭載されている「標準機能」だけで、新しいソフトをインストールせずにDVDへ書き込むことができます。

ただし、一つだけ注意点があります。「作成したDVDを家庭用のDVDプレイヤーやテレビで再生したい」という場合は、標準機能では作成できないため、専用の書き込みソフトが必要になります。そこで本記事では、まず 「ライティングソフト windows11 標準」 の使い方をわかりやすく解説し、そのうえで目的別におすすめのDVD書き込みソフトを比較・紹介します。

ライティングソフト windows11 標準

Windows 11でDVDを書き込むために必要なもの

書き込み作業を始める前に、Windows 11でDVDを書き込むために必要なものを確認しましょう。特に最近のWindows 11ノートパソコンはドライブが未搭載のモデルが多いため、注意が必要です。

【必要なもの】
  • パソコン
  • DVDドライブ(書き込み対応)
  • 空のDVDディスク(DVD-R または DVD-RW)
  • DVD書き込みソフト
  • 書き込みたい動画・写真データ
  • 十分な空き容量のHDD
  • インターネット接続

DVDドライブ(書き込み対応)

パソコンにドライブが内蔵されていない場合は、USB接続の外付けDVDドライブが必要です。「読み込み専用(ROM)」のドライブでは書き込みができないため、「DVD-R / RW」などの記載がある「スーパーマルチドライブ」などを準備してください。

空のDVDディスク(DVD-R または DVD-RW)

用途に合わせてディスクを選びます。

  • DVD-R:1回だけ書き込める。長期保存や人に渡す場合に最適。最も安価で一般的。
  • DVD-RW:何度も書き消しができる。一時的なデータの受け渡しやテスト用に便利。

容量に関しては、標準的なDVD-R/DVD+Rは4.7GBまで書き込み可能で、DVD-R DL(二層ディスク)なら8.5GBまで対応します。

DVD書き込みソフト

ハードウェアが揃っていても、「何を作りたいか」によって必要なソフトが異なります。

  • PCデータのバックアップを作りたい ➔ Windows 11 標準機能(このあと解説)
  • テレビで再生できるDVDを作りたい ➔ DVDオーサリングソフト(記事後半で紹介)

書き込みたい動画・写真データ

DVDに書き込むデータ(動画、写真、音楽、ドキュメントなど)を事前に準備します。ファイルサイズがDVDの容量を超えないように注意が必要です。

十分な空き容量のHDD

DVDに書き込む前に、書き込み対象のデータを一時的に保存するための空き容量がハードディスク上に必要です。特にビデオDVDを作成する場合、ディスクに書き込む前にデータが処理されるため、十分な空き容量を確保しておくことが推奨されます。

インターネット接続

サードパーティの書き込みソフトをダウンロードしたり、ソフトウェアのアップデートを行ったりする際にインターネットの接続必要があります。また、書き込みソフトのインストールや追加機能の利用にはオンラインライセンス認証が必要な場合もあります。

Windows 11 標準のライティングソフトでDVDを書き込む方法

「ソフトをインストールせずに、今すぐデータをDVDに移したい」という場合、Windows 11に標準搭載されている書き込み機能(ライティング機能)を使用するのが最も手軽です。

Windows 11では、主に「エクスプローラー」または「Windows Media Player(従来版)」を使用して、写真・動画・書類などのデータを空のDVDディスクに保存できます。

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⚠️ 注意:Windows 11 標準機能で作れるのは「データDVD」です

MP4動画などをそのまま書き込んでも、家庭用のDVDプレイヤーやテレビでは再生できない場合がほとんどです。
テレビやカーナビで再生できる「DVD-Video形式(メニュー画面付き)」を作成したい場合は、次章で紹介する専門のオーサリングソフトが必要です。

方法1:エクスプローラーを使ってデータを書き込む(推奨)

最も一般的な方法は、ファイル管理画面(エクスプローラー)から直接書き込む方法です。この方法には2種類の形式があるため、目的に合わせて選びましょう。

選択肢 特徴(メリット・デメリット)
USB フラッシュドライブと同じように使用する
(ライブファイルシステム形式)

USBメモリのように、ファイルの追加・編集・削除が自由にできます。
※Windows PC以外(家庭用プレイヤー等)での互換性は低くなります。

CD/DVD プレイヤーで使用する
(マスター形式)

書き込んだ後は編集できませんが、他のPCや一部のプレイヤーでの互換性が高い形式です。
※ 一般的にはこちらを選びます。

Windows11の標準機能を使用して、データをDVDに書き込む方法(マスタ形式)

こちらは家庭用のDVDプレイヤーで再生できるように焼くため、マスタ形式を選択します。

Step1
空きディスクを入れて、PC(コンピュータ)をダブルクリックで開きます。
Step2
デバイスとドライブにある「DVD RWドライブ」をダブルクリックします。

Step3
ディスクの使用方法を選んでください。

DVDディスクの内容を自由に削除したり、変換したりしたい、即ちUSBのようにディスクを利用したいなら、「USBフラッシュドライブと同じように使用する」を選んで、データの容量が大きい、あるいは別のデバイスで読み取りたい場合は、「CD/DVDプレイヤーで使用する」を選んでください。

使用方法を選んだあと、もう一方の形式に変換することができないので、このステップできちんと選んでください。

Step4
ポップアップ画面のフォーマットするという内容を確認したあと、「OK」ボタンをクリックします。
Step5
フォーマット完了後、ディスクトップ画面に戻り、再び「DVD RWドライブ」をダブルクリックで開きます。

Step6
書き込みしたいデータファイルを新しいウィンドウで開き、ファイルを長押しのままでディスクウインドウにドライブしてコピーします。

Step7
使用方法を「CD/DVDプレイヤーで使用する」を選んだ場合は、ディスクに書き込む準備ができたファイルが表示されたら、[・・・]をクリックして、「書き込みを完了する」をクリックします。

Step8
書き込み速度を選択して、「次へ」ボタンをクリックします。

Step9
Windows11 DVD書き込みが開始します。

方法2:Windows Media Player(従来版)を使用する

Windows Media Playerは、Windows向けの多機能のプレイヤーで、動画や音楽を再生するWindowsの標準ツールとして有名ですが、実はWindows Media Playerを使って動画ファイルをDVDに書き込むことができます。AUI、MP4などの映像形式が簡単にDVDに焼けます。

Windows11でWindows Media Playerを使用して、動画をデータDVDに書き込む方法

Step1
スタートメニューの検索バーに「Windows Media Player」と入力し、アプリを起動します。
Step2
画面右上の「書き込み」タブをクリックします。すると、右側に「書き込みリスト」エリアが表示されます。
Step3
書き込みオプション(タブの右上にある「チェックマークと▼」のアイコン)をクリックし、「データCDまたはDVD」を選択します。※ここが「オーディオCD」のままだと、DVDの容量をフルに活用できません。
Step4
書き込みたい動画や音楽ファイルを右側の「書き込みリスト」エリアにドラッグ&ドロップします。
Step5
空のDVDディスク(DVD-RまたはDVD-RWなど)をパソコンのDVDドライブに挿入します。
Step6
リストの上にある「書き込みの開始」ボタンをクリックします。書き込みが完了すると、自動的にDVDドライブからディスクが取り出されます。

Windows Media Playerを使用して、DVDを書き込む方法について、詳しくは「WindowsメディアプレイヤーでDVD書き込みする手順&テレビで見る方法」記事をご参照ください。

Windows 11「標準機能」の限界とデメリット

ここまで紹介したWindows 11の標準機能(エクスプローラー書き込み)は、インストール不要で手軽な反面、「動画をDVDにしてテレビで見たい」という用途には全く向いていません。

なぜなら、標準機能はあくまで「PCのデータを保存するため」の機能であり、市販の映画DVDのような「映像ディスク」を作る機能ではないからです。具体的には以下の4つの大きなデメリットがあります。

1. テレビや家庭用プレイヤーで再生できない

これが最大の落とし穴です。標準機能で焼いたディスクは「データDVD」となり、PCでは再生できても、一般的なDVDプレイヤー、レコーダー、カーナビ、PlayStationなどでは再生できません。テレビで見るには「DVD-Video形式」で書き込む必要がありますが、Windows 11標準機能はこれに対応していません。

2. メニュー画面(チャプター)を作成できない

市販のDVDのように「再生スタート」「チャプター選択」「特典映像」といったメニュー画面を作成する機能がありません。ディスクを入れるといきなり動画ファイルが並ぶだけで、非常に不便で味気ない仕上がりになります。

3. 動画編集・画質調整機能がない

「動画の不要な部分をカットしたい」「透かしを入れたい」「画質を調整して1枚に収めたい」といった編集機能は一切ありません。また、対応している動画フォーマットも限られており、MKVやMOVなどの形式は書き込みに失敗することがあります。

4. 書き込み速度が遅く、エラーが起きやすい

GPUアクセラレーションなどの高速化技術に対応していないため、長時間の映画や大量の動画を書き込むと非常に時間がかかります。また、専用ソフトに比べて書き込みエラー(焼きミス)の発生率も高めです。

【結論】テレビで見たいなら「オーサリングソフト」が必須

目的別にまとめると、以下のようになります。

目的 Windows 11 標準機能 専用書き込みソフト
PCのデータバックアップ
(写真・書類の保存)
◎ 最適
(手軽で十分)
可能
テレビ・プレイヤーでの再生
(映画・結婚式ビデオなど)
× 不可
(再生できない)
◎ 必須
(DVD-Video作成)

もしあなたが、「MP4などの動画をDVDにして、家のテレビやカーナビで見れるようにしたい」と考えているなら、次に紹介するWindows 11対応のDVD作成(オーサリング)ソフトを使用してください。

【推奨】高画質・メニュー付き!Windows 11対応DVD書き込みソフト 5選

Windows11用DVD書き込みソフト 1:DVDFab DVD 作成

DVDFab DVD 作成は、MP4やMKVなどのあらゆる動画ファイルをテレビで再生可能なDVDディスク(DVD-Video形式)に変換・書き込みできる高機能なDVDオーサリングソフトです。Windows 11の標準機能では不可能な「メニュー画面の作成」「チャプター設定」も、テンプレートを選ぶだけでプロ並みの仕上がりに。GPUアクセラレーション技術により、標準機能の何倍ものスピードで高速処理が可能です。

DVDFab DVD 作成
DVDFab DVD 作成30日間無料体験】
  • MP4、MKV、AVIを含む200以上の動画ファイル形式に対応
  • 家庭用DVDプレーヤーで再生できるDVD-Videoを簡単に作成
  • カスタマイズ可能な多彩なメニューテンプレートを提供
  • クロップ、回転、ウォーターマーク、字幕などの動画編集を搭載
  • DVDディスク/フォルダ/ISOファイルに出力する
  • GPUハードウェアアクセラレーションにより、最大50倍高速に処理

DVDFab DVD 作成とWindows 11 標準ライティングソフトの比較表

特徴 Windows 11 標準ライティングソフト DVDFab DVD 作成
価格 無料 有料(30日間無料体験あり)
DVDメニュー作成
❌ 不可
✅ 可能(テンプレート多数)
家庭用プレーヤー再生 ❌ 難しい(データディスク) ✅ 完全対応(DVD-Video)
動画編集 ❌ なし ✅ トリミング・透かし等
ほぼ全て
対応フォーマット 少ない 200以上の動画形式

Windows 11でDVDFab DVD 作成を使用して、動画をDVDに書き込む方法 

Step1
上記のボタンまたはDVDFab DVD 作成のホームページよりソフトを無料ダウンロードして、パソコンにインストールします。
Step2
DVDFabを起動して、「作成」>「DVD 作成」をクリックして、真ん中にある「+」ボタンをクリックして、動画ファイルを追加します。

Step3
出力、字幕、音声などを選択します。

「詳細設定」をクリックすれば、出力サイズ、ビデオ画質、フレームレートや再生モードなどを自由に選択できます。

「動画編集」をクリックすれば、出力サイズ、ビデオ画質、フレームレートや再生モードなどを自由に選択できます。

「メニュー設定」をクリックすれば、テンプレートを選択して、メニューを簡単に作成できます。メニューの背景、テキスト、ボタンなどを自由にカスタマイズできます。

Step4
出力先で保存の場所を指定して、、右下の「開始」ボタンをクリックします。Windows11でDVDの書き込み作業がスタートします。

Windows11用DVD書き込みソフト 2:WinX DVD Author

WinX DVD Authorとは、中国のDigiarty Software社によって開発されているDVD書き込みソフトです。ビデオファイルをDVDに変換し、メニューやサブタイトルを追加してプロフェッショナルなDVDを作成することができます。MP4や、MKV、AVI、WMV、MOV、FLV、MPEGなどさまざまなビデオフォーマットに対応していて、使いやすいインターフェースで操作ができます。

また、無料版も提供していて、さらなる豊富な機能を利用したいなら有料版の選択肢もあります。

WinX DVD Authorのメリットとデメリット

  • 使いやすくて操作が簡単で、変換もスムーズに行える
  • 対応できるフォーマットは多種多様
  • 無料体験版が利用可能
  • 編集機能がない
  • カスタマイズオプションがない
  • Windowsのみで動作する
  • 更新頻度が低く、エラーが発生しやすい

Windows11でWinX DVD Authorを使用して、動画をDVDに書き込む方法 

Step1
「+」ボタンをタブして、DVDへ書き込みたい動画をアップロードします。字幕付き、スクリーン設定や時間調整など、ピンクの枠で囲まれた所を自由に選択します。設定が完了したら、「>>」ボタンをクリックして次のステップに入ります

Step2
下記の画面よりDVDのメニューを自分の興味に合わせて作成することができます。その画面をスキップしたい場合は、ステップ①で「DVDメニューを生成する」のチェックを外したままにしてください。

Step3
表示される書き込みの設定画面より、ファイルの保存先及びディスクのフォーマットを選択することができます。最後は「Start」をクリックして、DVDへの書き込みが始まります。

 

Windows11用DVD書き込みソフト 3:VideoByte DVD 作成

VideoByte DVD作成」というソフトウェアは、ビデオファイルを簡単にDVDに変換するだけでなく、カスタマイズ可能なメニューやチャプター、サブタイトルの追加など、さまざまな機能も提供しています。さらに、高度な設定やオプションを使って、ユーザーは自分の好みに合わせたDVDを作成することができます。その使いやすさと高品質な出力により、ビデオ制作やプレゼンテーション、イベントの記録など、さまざまなシナリオで活用できます。

VideoByte DVD 作成のメリットとデメリット

  • 強力な動画編集機能が搭載
  • リアルタイムプラビュー機能が搭載
  • メニューはカスタマイズ可能
  • 高品質のDVDを作成
  • DVDだけでなく、ブルーレイも焼ける
  • 使用上にはやや複雑
  • サポートが不足
  • 書き込み失敗の可能性が大

Windows11でVideoByte DVD 作成を使用して、動画をDVDに書き込む方法 

Step1
VideoByte DVD 作成を起動して、DVD作成の場合は「DVDディスク」をクリックします。

Step2
「メディアファイルを追加」をクリックし、動画ファイルをソフトに追加します。

Step3
動画の字幕・音声トラックを選択して、下側へディスクタイプ、アクセス比とビデオ画質を設定します。

画面右上にある「強力ツール」クリックして、「ビデオ編集」をクリックして、カット、クロップ、回転、調整、ウォーターマークなどの動画編集機能を利用できます。

Step4
メニューテンプレートを使用して、メニューを作成できます。メニューが必要ない場合は、右下の「メニューなし」にチェックを入れましょう。

Step5
次に、保存先を設定して、「開始」ボタンをクリックすると、DVD書き込みが開始されます。

 

Windows11用DVD書き込みソフト 4:DVDStyler

DVDStylerは、完全無料で利用できるオープンソースのDVDオーサリングソフトです。無料ソフトでありながら、市販ソフトに引けを取らない「DVDメニューのカスタマイズ性」を持っているのが最大の特徴です。

背景画像やボタンのデザインを自由に変更でき、MP4やAVIなどの動画ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、テレビで再生可能なDVD-Video形式を作成できます。コストをかけずにこだわりの自作DVDを作りたい方に人気があります。

DVDStylerのメリットとデメリット

  • 完全無料
  • MPEG、AVI、MOV、MP4など、さまざまなビデオ形式に対応
  • 多様なテンプレートやカスタマイズ可能なメニューを使って、DVDメニューを作成できる
  • Windowsだけでなく、LinuxやMacでも利用できる
  • 書き込みに失敗することがある
  • メニュー作成やビデオのオーサリングには一定の知識が必要で、初心者にはやや使いにくい部分がある
  • サポートが限られる

Windows11でDVDStylerを使用して、動画をDVDに書き込む方法 

Step1
右のメニュープレビューを右クリックすれば、書き込みたい動画を追加します。
Step2
また、対象の映像に音声と字幕の編集もサポートできます。
Step3
そして、書き込みのアイコンをクリックして、DVDに書き込みという選択肢にチェックを入れて、しばらく待つと作業が始まります。

Windows11用DVD書き込みソフト 5:Power2Go

Power2Goは、動画再生ソフト「PowerDVD」で有名なCyberLink社が開発する、定番のディスク書き込みソフトです。単なるDVD作成だけでなく、音楽CDの取り込み、システムバックアップ、動画変換、ディスク暗号化など、ディスクに関するあらゆる機能が詰まったオールインワンソフトです。

特に、デスクトップ上に常駐する「ガジェット」機能が優秀で、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで瞬時に書き込みを開始できる手軽さが魅力です。多くのPCにプリインストールされているほど信頼性が高く、Windows 11でも安定して動作します。

Power2Goのメリットとデメリット

  • DVDの書き込み 、オーサリング、動画変換、音楽編集など多機能のソフトです
  • ドラッグ & ドロップの操作で、簡単にDVDを書き込めます
  • ISOイメージファイルもサポートします
  • 豊富な BGM 素材があります
  • 有料ソフトですが、無料期間の制限があります
  • 不具合やエラーが発生することがあります

Windows11でPower2Goを使用して、動画をDVDに書き込む方法

Step1
Power2Go を起動してインストールします。
Step2
上のメニューには「ビデオディスク」をクリックして、下の「DVD-Videoディスク」をクリックします。
Step3
「ファイルの追加」のボタンをクリックして、DVDに書き込みたい動画を選びます。
Step4
右下にある「書き込み」のボタンをクリックして、DVDへの書き込みが開始されます。

Windows 11対応DVD書き込みソフト比較一覧表

紹介した5つのDVD書き込みソフトの機能を一覧で比較しました。「価格」「メニュー作成機能」「使いやすさ」など、重視したいポイントに合わせてチェックしてください。

ソフト名

料金

メニュー作成 書き込み速度 安定性・画質 おすすめタイプ
DVDFab DVD 作成 有料
(30日無料体験)
◎ 非常に豊富
(テンプレート多数)
◎ 高速
(GPU加速対応)
◎ 非常に高い
(スマートレンダリング)
品質・速度重視
失敗したくない人
WinX DVD Author 無料 △ 簡易的
(背景画像のみ等)
〇 普通 〇 普通 完全無料重視
シンプルな操作がいい人
VideoByte DVD 作成 有料
(体験版あり)
〇 標準的 〇 普通 〇 普通 初心者重視
直感的に操作したい人
DVDStyler 完全無料
(オープンソース)
◎ 自由自在
(細かく設定可)
△ 遅い △ 不安定
(エラー起きやすい)
カスタマイズ重視
PC操作に慣れている人
Power2Go

有料
(無料版あり)

△ 簡易的 ◎ 高速 ◎ 非常に高い
(データ保存に強い)
データ保存重視
多機能ツールが欲しい人

【結論】どれを選ぶべき?目的別のおすすめ

比較表を見ても迷ってしまう方は、以下の基準で選ぶと失敗しません。

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  • 🎬 失敗せずに、テレビで見れるDVDを作りたいなら
  • DVDFab DVD 作成 一択です。
    メニュー作成機能、対応フォーマット、変換スピードのすべてにおいて最もバランスが良く、Windows 11での動作も安定しています。まずは無料体験版でその性能を試してみてください。
  • 💰 とにかくコストをかけずに作りたいなら
  • WinX DVD Authorがおすすめです。
    機能はシンプルですが、完全無料で透かし(ロゴ)なしのDVDを作成できます。こだわったメニューを作りたい上級者は DVDStylerに挑戦するのも良いでしょう。
  • 💾 データのバックアップがメインなら
  • Power2Goが最適です。
  • 動画だけでなく、音楽CDの作成やシステムバックアップなど、ディスク書き込み全般を任せることができます。

追記:Windows 11でDVDの書き込方法を選ぶ【DVDビデオとデータDVD】

DVDの書き込み・作成方法は、用途に応じてDVDビデオとしての書き込み方法とデータDVDとしての書き込み方法に分かれています。

花子
DVDビデオは、家庭用DVDプレーヤーで再生するために映像ディスクの作成に使用します。オーサリングソフトを使って、MP4などの動画ファイルをDVD-Videoに変換し、メニュー付きのDVDを作成するすることができます。通常、映画やテレビ番組のような映像コンテンツをDVDとして再生したい場合に使用されます。
れい
データDVDは、動画や写真、文書など、さまざまなデータを保存するための方法です。主にデータのバックアップや大容量ファイルの移動に利用されます。データDVDは、エクスプローラーやサードパーティソフトで簡単に作成できますが、DVDプレーヤーでは再生できません。
項目 DVDビデオ データDVD
用途 映像をDVDプレーヤーで再生する データの保存やバックアップ
再生機器   家庭用DVDプレーヤー、パソコン   パソコン、対応ドライブを持つ機器
ファイル形式 VOB、IFO、BUP形式 任意のファイル形式
書き込みソフト DVDオーサリングソフトが必要 Windows標準機能や書き込みソフト
編集の容易さ 書き込んだ後の編集は不可  書き込み後に編集可能(ライブ形式)
メニューやチャプター  作成可能(オーサリングソフト次第)  作成不可

まとめ

本記事では、Windows 11でDVDを書き込むための「標準機能」の使い方と、「おすすめの作成ソフト」について解説しました。

最後に、改めてポイントを整理します。

  • PCのデータをバックアップしたいだけなら:Windows 11の「標準機能(エクスプローラー)」で十分です。ソフトのインストール不要で、今すぐ無料で書き込めます。
  • テレビやカーナビで再生したいなら:標準機能では再生できないため、「DVDオーサリングソフト」が必須です。特に、メニュー画面付きの本格的なDVDを作りたい場合は有料ソフトが推奨されます。

もしソフト選びで迷っているなら、今回紹介した中で最も機能バランスが良いDVDFab DVD 作成から試してみるのがおすすめです。30日間の無料体験期間を使えば、コストをかけずに高品質なDVDを作成できます。