【怪しい?】Digiarty Softwareとは?安全性から主な製品まで解説
要約: VideoProc Converter AIやWinX DVD Ripper Platinumといったソフトを耳にしたことはありますか?これらのソフトは中国に本社を置くDigiarty Softwareによって開発されています。本記事では、Digiarty Softwareの概要、評判やDVDFabとの比較結果を解説していきます。
目次
Digiarty Softwareとは?
Digiarty Softwareは、2009年創設の中国四川省に本社を構えるソフトウェア開発会社です。2010年ごろには欧米進出を果たし、日本でも各種ソフトウェアが展開されています。個人向けソフトからビジネスシーンで使える本格的なソフトまで幅広く展開しており、2023年にはAIによるアップスケーリング機能やフレーム補間機能を搭載するなど、最新技術を積極的に取り入れています。
Digiarty Softwareの主な製品
Digiarty Softwareの製品の主要ラインは、
- WinXシリーズ
- MacXシリーズ
- VideoProcシリーズ
- 5Kシリーズ
の4つです。Digiarty Softwareの主な製品は下記の通り。
ソフト名 | 機能 |
WinX DVD Ripper Platinum | DVDコピーとリッピング |
WinX DVD Copy Pro | DVDコピー |
WinX DVD Author | DVD作成 |
Winxvideo AI | 動画・写真高画質化 |
MacX DVD Ripper Pro | DVDコピーとリッピング |
MacX Video Converter Pro | 動画変換やダウンロード |
MacX MediaTrans | iPhoneのデータ管理 |
VideoProc Converter AI | 画面録画や動画ダウンロードなど |
VideoProc Vlogger | 動画編集 |
5K Player | 動画再生や動画ダウンロード |
DearMob iPhoneマネージャー | iPhoneのデータ管理 |
WinXはWindows向けのDVD処理ソフト、MacXはMac向けのDVD処理ソフト。VideoProcは動画編集系のソフトで、日本でも有名な「VideoProc Converter AI」は動画変換や動画圧縮、動画ダウンロード機能などを搭載した多機能ビデオ処理ソフトとなっています。
また、多機能メディアプレーヤーである5K Playerも実はDigiarty Softwareのソフト。5KブランドからはiPhoneデータ管理ソフトである「DearMob iPhoneマネージャー」もリリースされています。
Digiarty Softwareは怪しい?安全性や運営会社
結論からお伝えすると、Digiarty Softwareは怪しい会社ではありません。マルウェアやウイルスの脅威もありませんし、インストール時に不要なソフトが抱き合わせで送り込まれることもありません。しかし、ソフトが重い、DVD処理系のソフトは無料版で5分までしか処理できない、インターフェースがごちゃついている、ブルーレイ処理系のソフトがほとんどない、無料体験中にWinX DVD Ripper Platinumの購入広告が入る、テクニカルサポートに連絡しても返信がないなどの問題があります。そのため、Digiarty Softwareは、「怪しい?」「詐欺?」という疑問を持つ方もいるようです。
Digiarty Softwareの評判
Digiarty Softwareのプラスの口コミ
Digiarty Software製品のユーザーの口コミを調査してみると、動画編集機能を評価している声が多く見られました。アップデートが頻繁に行われるため、新しい機能がどんどん追加されるといった意見も。ソフトが安価なので中小企業におすすめできるという口コミもありました。
Digiarty Softwareのマイナスの口コミ
中にはDigiarty Software製品に改善を求める意見を発するユーザーもいます。例えばDigiarty SoftwareのVideoProc Converter AIを使って編集した動画はCドライブに保存されるのですが、これにより「ファイルが迷子になりやすい」という意見も。また、ソフトが重くなることがあるようで、もう少しサクサク動いて欲しい…という意見もありました。
Digiarty Softwareを使った筆者の感想
筆者はWinX DVD Ripper PlatinumでDVDリッピングを行った経験がありますので、その際の感想をお伝えします。
Digiarty Softwareの代わりとなるDVDFab
DVDFabとは?
- DVDFabは、2003年に設立したマルチメディア処理ソフトウェア開発会社です。DVDやブルーレイなどのディスク処理ソフトブランドであるDVDFabを皮切りに、DVDやブルーレイのコピーガード複合化ソフトやUHD処理ソフト、BDAV(録画ブルーレイ)処理ソフトなど、さまざまなソフトを世に送り続けています。
2003年に開発されたDVDFabプログラムは、2023年時点でDVDFab 13までアップデートされました。アップデートを重ねるごとに動画変換とAIによるアップスケーリング機能などのモジュールが追加され、Hi-Fi 音声変換やChinavia除去なども行うことができます。
Digiarty SoftwareとDVDFabの製品比較
Digiarty SoftwareもDVDFabもDVDコピーやリッピングなどDVDディスク処理ソフトをリリースしている点は共通しています。しかし、ブルーレイコピーやリッピングに関しては、DVDFabの方が製品ラインナップが充実しているといえるでしょう。
Digiarty Softwareのソフトを使ってブルーレイ処理を行う場合、WinX Blu-ray Decrypterくらいしか選択肢がありません。本ソフトはAACSやMKB v25などのコピーガードに対応しているもののコピーガード解除機能は強力ではなく、コピーガード解除の際エラーが発生することがあります。
対してDVDFabは
- DVDFab Blu-ray コピー
- DVDFab Blu-ray リッピング
- DVDFab Blu-ray 作成
などブルーレイ向けのソフトが各種開発されており、さらには「DVDFab ブルーレイ DVD 変換」といったDVDをブルーレイに変換するソフトや「DVDFab Blu-ray レコーダーコピー」といった録画ブルーレイをコピーするソフトなども販売されています。
コピーガード解除機能も最強なので、対応コピーガードであれば数秒で解析が完了し、購入したブルーレイや録画ブルーレイをコピーしたりリッピングしたりできます。
また、各ソフトに搭載されている機能も、Digiarty SoftwareよりもDVDFabの方が充実しています。ここでは、それぞれのDVD作成ソフトの機能を比較してみましょう。
WinX DVD Author | DVDFab DVD 作成 | |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7 |
Windows 11/10/8.1/8/7 |
ビデオDVDの作成 | 〇(プレーヤーでエラーが発生することあり) | 〇(プレーヤーでエラーがほとんど発生しない) |
メニュー画面の作成 | 〇 | 〇 |
メニュー画面テンプレート | 6種類 | 16種類 |
手持ちのファイルをメニュー画面に追加 | 〇 | 〇 |
DVD編集 | × | 〇 |
.nfoの作成 | × | 〇 |
ロスレス作成 | × | 〇 |
インターフェースの使い勝手 | △ | 〇 |
WinX DVD Authorのインターフェースはごちゃついており、データをアップロードするアイコンかと思えば有料版へのアップグレードアイコンだったり、DVDを作成するにはまずどこをクリックしたらよいか分からなかったり、操作を考えてしまう時間が生じます。また、伝送方法を変更するたびにソフトを再起動する必要があるなど、操作が快適とは言えません。また、ソフト内の日本語が文字化けしている部分もありました。
一方、DVDFab DVD 作成はインターフェースが非常にシンプル。どのアイコンをタップしたら次に何が起こるか想像しやすく、動画の読み込みから作成までが非常にスムーズです。処理速度も高速なので、ストレスなくDVDを作成できます。
また、動画を空のDVDに書き込めるだけでなく、ISOファイルとして出力することも可能です。作成したISOファイルはPlayerFabという同社が開発するプレーヤーソフトでそのまま再生できますので、オーサリングソフト+プレーヤーソフトという2役を買ってくれます。
DVDFab DVD 作成は30日間無料体験を提供しています。以下のボタンをクリックして、DVDFabを無料ダウンロードしましょう。
まとめ
今回はDigiarty Softwareの製品概要や安全性を紹介しました。Digiarty SoftwareではDVD処理ソフトを中心に、動画編集ソフトやiPhoneデータ管理ソフトなどさまざまなソフトをリリースしています。特にVideoProc Converter AIは、画面録画から動画変換までできる多機能ソフトとして人気を博しています。
Digiarty SoftwareはDVDFabと似ているように感じられるかもしれませんが、コピーガード解除力や処理速度、インターフェースの使い勝手、ブルーレイ関連のソフトウェアの多さなど、DVDFabの方が優れている部分が多くあります。今後もしDVDを作成したい、ブルーレイをリッピングしたい、などの必要に迫られたら、ぜひDVDFabのソフトを使ってみてくださいね。