テレビ番組やスマホ・デジカメで撮影した動画などを保存に、よくブルーレイやDVDが使われます。ブルーレイとDVDの違いというと、再生できるプレーヤーや画質ぐらいだと思っている方が多いでしょう。実際には、他にも色々な違いがあります。今回はブルーレイとDVDの違いからブルーレイからDVDに変換する方法まで解説します。

ブルーレイとDVDの違いは何?

ブルーレイとDVD 違い

ビデオテープの後続として誕生した光ディスクがDVDです。そして、DVDの上位互換となる光ディスクがブルーレイになります。同じ光ディスクでも2つにはディスクの見た目や記録容量、録画・再生方法、画質・音質、普及率などに違いがあります。では、それぞれの違いをチェックしていきましょう。

ディスクの違い

ブルーレイとDVDのディスクは見た目、価格、記録容量、耐久性に違いがあります。

  • 見た目の違い

一見すると見た目は同じですが、読み取り面の色合いがわずかに異なります。ブルーレイの場合はゴールドに近いブルー、DVDはシルバーに近いブルーとなっています。

ただし、ブルーレイもDVDも「-R」や「-RW」など色々な種類があり、その種類によっても色が異なる場合があるので注意してください。DVDならオレンジから赤色のかかった色、ブルーレイなら黒みがかった茶系となっている場合があります。また、縁や中央に媒体名が書かれていることも多く、そこでどのディスクなのか判別することも可能です。

  • 価格の違い

価格面ではDVDの方がお手頃です。しかし、記録容量や記録の品質に考慮すると、本当にお得なのかどうかは断言できません。なお、片面1層よりも2層や3層のディスクの方が記録容量は大きくなる分、ブルーレイでもDVDでもディスクの価格は高くなります。

  • 記録容量の違い

ブルーレイとDVDの記録容量を比較すると、ブルーレイの方が大容量です。片面1層のDVDの容量は4.7GBですが、同規格のブルーレイであれば約5倍の25GBも容量があります。種類によっては100GB以上の容量を持つブルーレイディスクもあります。容量によって価格は高くなるので、用途に合わせてディスクの記録容量を選ぶのがおすすめです。

  • 耐久性の違い

耐久性はどちらかと言うとDVDが優位です。DVDは読み取り部分が大きいので、ディスクに多少の傷があっても再生できます。適切な環境での保存により、10年以上もデータを残すことも可能です。

逆にブルーレイは読み取り部分が小さめです。そのため、ディスクに少し傷が付いただけでも、再生しにくくなる可能性があります。破損を防ぐためには、より慎重に保存・管理しなければなりません。

録画・再生方法の違い

ブルーレイとDVDでは、録画と再生できる機器にも違いがあります。ブルーレイは対応機器でしか録画と再生ができません。そのため、DVDプレーヤー・レコーダーでは再生と録画はできません。

一方、DVDはブルーレイ対応機器でも再生は可能です。ブルーレイよりも早くから登場した記録メディアなので録画・再生できる機器は多く、安価で入手できることもDVDのメリットです。

レンズクリーナーの違い

ブルーレイプレーヤーやDVDプレーヤーは、レンズクリーナーを使うことで内部の掃除ができます。再生不良を防ぐためには、定期的な手入れが必要です。レンズクリーナーもDVD用とブルーレイ用があるので、使用している機器に合わせて選ぶ必要があります。

また、特定の機器に特化したレンズクリーナーもメーカーから販売されている場合があります。メーカーの純正品となるので、可能であれば使っているプレーヤーに特化したレンズクリーナーを選ぶと安心です。

画質や音質の違い

画質と音質を比較するとブルーレイが圧倒的に優位です。DVDの画素数は35万画素に対して、ブルーレイは35万画素になります。画素は数値が高いほど鮮明で詳細な映像になるので、ブルーレイの方が画質は良いです。

さらに、ブルーレイではリニアPCMやドルビーTrueHDなど高音質のデータ規格が採用されています。これらの規格は圧縮されない、またはロスレス圧縮(完全に復元できない圧縮)によってDVDよりも音声データのサイズは大きくなりますが、その分高音質を再現することが可能です。

普及率の違い

ドラマや映画などの映像メディアの販売、レンタルビデオ店ではブルーレイが主流となっています。しかし、家庭の普及率を見てみると、DVDの方がまだ高い傾向にあるようです。

内閣府が行った2019年の消費者動向調査によれば、2人世帯以上のDVDプレーヤーやレコーダーの普及率は50%以上でした。それに対して、ブルーレイ対応機器の普及率はやや少ない44.3%の結果になっています。ブルーレイよりも早く登場した分、普及率はDVDの方が優勢と言えます。

映像品質で考えればブルーレイの方が確かに優位です。しかし、特に画質を気にしていないのであれば、機器もディスクもリーズナブルで手軽に利用できることからDVDの人気は衰えていないようです。

ブルーレイをDVDに変換する方法

ブルーレイはとにかく高音質・高画質で映像や音楽を楽しみたい人に向いています。しかし、普及率を見てみると、お手頃で利用できるDVDはまだまだ需要が高いメディアです。ブルーレイの映像を非対応のデバイスで再生するには、DVDに変換する必要があります。ここで、ブルーレイをDVDに変換できるDVDFab ブルーレイ DVDについてご紹介します。

DVDFab ブルーレイ DVD変換はどんなソフト?

ブルーレイとDVD 違い

DVDFab ブルーレイ DVD 変換は、WindowsとMACの両方に対応している動画変換ソフトです。DVDやブルーレイのコピーとブルーレイからDVDに変換する機能がセットになっているので、他のツールを介さずに映像のバックアップからDVDファイルへの変換までできます。DVDFab ブルーレイ DVD変換の詳しい特徴は以下のとおりです。

  • 処理スピードが速い

DVDFab ブルーレイ DVD変換は開発に時間を掛けており、高速処理できる最新技術を搭載しています。ブルーレイの映像となると高画質・高音質な分、容量が大きくなり、処理の負担も大きくなります。しかし、高速処理技術によって画質や音質を損ねることなく、比較的早い速度でDVDファイルに変換することが可能です。作業にストレスを感じにくいところがDVDFab ブルーレイ DVD変換の強みです。

  • 便利な機能が色々搭載されている

ブルーレイのタイトルを丸ごとDVD5またはDVD9に統合することが可能です。キャプチャーも元の順番を維持して変換でき、自由に順番を変えることも可能です。また、ブルーレイの映像丸ごとではなく、一部だけを抽出してコピー・変換したり、他にもソースから好きな音声トラックと字幕を選択したりすることもできます。

DVDFab ブルーレイ DVD変換の使い方

DVDFab ブルーレイ DVDの操作はシンプルなので、誰でも簡単にブルーレイをDVDに変換できます。なお、変換を行う際はブルーレイドライブを搭載しているパソコンを使用してください。それでは、DVDFab ブルーレイ DVDの使い方をご紹介しましょう。

まず、次のボタンをクリックしてDVDFabを無料ダウンロードしましょう。

1.変換したいブルーレイを読み込む

ブルーレイとDVD 違い

DVDFabを起動して、上部メニューの【コピー】タブを開きます。【コピーモード】をクリックして、【ブルーレイDVD変換】を選択しましょう。変換したいブルーレイディスクをドライブに挿入、またはメイン画面の【+】ボタンからソースを読み込んでください。ソースがISOファイルやフォルダの場合は、メイン画面にドラッグ&ドロップしてロードしましょう。

2.詳細設定をカスタマイズ

ブルーレイとDVD 違い

詳細設定にて、メニューモードやタイトル、チャプター、オーディオトラック、字幕、画質、アスペクト比などの設定が可能です。必要に応じて再生環境に合わせて、出力ファイルをカスタマイズしましょう。

3.コピー・変換の開始

ブルーレイとDVD 違い

設定が完了したら、【開始】ボタンをクリックすることでブルーレイのコピーとDVDファイルへの変換が開始します。進行状況は【タスクリスト】から確認可能です。パラメーターが完了すれば、ブルーレイからDVDファイルへの変換は完了です。

変換したDVDはライティングソフトを使えば、DVDに書き込むことができ、家庭用DVDプレーヤーやゲーム機などでも再生できるようになります。なお、DVDFabでは、DVD作成というツールを使ってDVDに書き込むことも可能です。

 Tips

DVDFab ブルーレイ DVD変換ソフトで変換したDVDは標準のDVDプレーヤーで再生できます。DVDFab Blu-rayコピー機能で出力をDVDにしてもOKですが、仕上げたDVDはBlu-rayプレーヤーでしか再生できません。

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Windowsで簡単にブルーレイをコピーする方法を知りたい方は、こちらの記事までご参照ください。Macユーザーの方は、Mac ブルーレイ DVD 変換を利用してください。

今回はブルーレイとDVDの違いについてご紹介しました。どちらも主流の光ディスクではありますが、画質や記録容量などに大きな違いがあります。技術の進歩により高品質な映像を視聴・録画できるようになった背景から、高画質で映像を楽しみたい人の間ではブルーレイはとても人気です。

しかし、普及率の高さはDVDの方がまだまだ上なので、DVDにも需要があります。ブルーレイの視聴環境が限られてしまう場合は、DVDに変換して他のデバイスからも再生できるようにするのがおすすめです。DVDFab ブルーレイ DVDは高画質・高音質を保ちながら、高速でDVD変換ができるソフトです。ブルーレイをDVDに変換してみたい人は無料版から試してみてください。