Windows8 DVD 作成

2022年現在、Windows11が主流となりつつあり、Windows8.1のサポートは2023年1月に終了することが告知されています。しかし現在でもWindows8をサポートしているツールは数多く存在しており、DVD作成でも、十分な機能を備えた高性能ツールが利用可能です。そこで今回の記事ではWindows8でDVD作成できるフリーソフトの紹介をします。またDVDを作成する際に、注意するべきことを解説していきましょう。

Windows8でDVD作成を行う前に知っておくこと

Windows8は最近のバージョンの中で、唯一8と8.1という2つのバージョンが存在しております。使用するにあたって、ツールが対応しているかをチェックする必要があるので注意しましょう。

Windows8と8.1の違い

Windows7ではサービスパックというセキュリティ、機能のアップデートバージョンがありました。しかしWindows8はそうしたアップデートはなく、根本的な機能面を改善した8.1というバージョンが登場しました。

もともとWindows8はタブレットなどで利用することを想定したOSで、タッチパネルに特化しているものです。しかしこれまでWindowsを利用していた企業やユーザーにとって、これらの機能は使い勝手が悪く、新OSの新機能が仇となってしまったのです。

その結果、マイクロソフトはこれまでの操作感に近い仕様に変更したWindows8.1を登場させました。そうしてWindows8は2つのバージョンとなりました。2つのOSに互換性はなく、ソフトを利用する際は、それぞれに対応したバージョンが必要になります。

Windows8に対応したドライブ・HDD(SSD)を用意する

ほとんどの周辺機器はWindows7以降に対応しているため、基本的に意識する必要はありません。しかしごく稀に、Windows8(8.1)に対応していないものあります。使用する際にはしっかりと確認しておきましょう。

ドライバや付属しているユーティリティソフトが対応しているかをチェックし、対応していない場合はフリーソフトで代用できるかを、チェックしておくのもよいでしょう。

Windows8(8.1)でDVDを作成できるフリーソフト紹介!

ここでは標準で搭載されている機能を含め、完全無料で利用できるDVD作成ソフトをいくつかご紹介していきます。

DVDFab DVD 作成

Windows8 DVD 作成

DVDFab DVD 作成は、DVD/Blu-rayリッピング、コピーツールを販売している、DVDFab社の製品です。DVDに関するほぼすべての機能を備えた高性能オーサリング、ライティングツールです。製品は有料なものの、30日間はすべての機能が無料で利用できます。実質的にフリーソフトとして利用できるでしょう。別途DVDFabシリーズを購入することで、市販DVDのリッピングやコピーも可能になります。

※ 市販・レンタルDVDのコピーガードを解除してコピー、リッピングを行うと、違法行為になる可能性があります。

公式サイト:https://dvdfab.org/dvd-creator.htm

「特徴」

  • 180以上の動画、音声ファイルに対応
  • 2層ディスクから1層ディスクへの圧縮
  • ほぼすべてのDVDメディア書き込みに対応
  • 豊富なテンプレートニュー
  • GPUアクセラレーションにより、50倍高速なエンコード

「動作環境」

  • 対応言語:日本語
  • 対応OS:Windows7(32/64bit)以降11対応/MacOS10.12-12
  • 価格:1か月2,949円、年間5,545円、永久ライセンス8,849円(30日間無料ですべての機能が利用可能)
  • 30日間返金保証あり

DVDStyler

Windows8 DVD 作成

DVDStylerは完全無料で利用できるDVDオーサリングソフトです。MP4をはじめとするさまざまな形式の動画ファイルから、DVDを作成可能です。テンプレートが豊富で日本語にも対応しているため、初心者でも手軽にDVD作成を行えます。

公式サイト:https://www.dvdstyler.org/ja/ダウンロード

「特徴」

  • AVI, MOV, MP4, MPEG, OGG, WMVなどの動画形式に対応
  • DVDメニュー、チャプター作成機能
  • 静止画のスライドショー作成機能
  • 簡易的な動画編集、動画に音声、字幕の追加
  • DVDへ書き出し、ISOイメージファイルの作成

「動作環境」

  • 対応言語:日本語
  • 対応OS:Windows XP以降Vista、7、8、8.1、10/MacOS/Linux
  • 価格:完全無料

ImgBurn

Windows8 DVD 作成

DVDからISOイメージファイルやDVDフォルダの作成、ファイルやISOイメージファイルをDVDに書き込み機能などを備えた、ライティングツールです。完全無料で利用できるほか、日本語パッチによって日本語化も可能なので、英語が読めない方でも利用できます。

「特徴」

  • DVDライティングに関する機能とリッピング機能を備える
  • DVDビデオはもちろん、データDVDの作成も可能
  • オーサリング機能などはないため、別途他のソフトと併用する必要がある

「動作環境」

  • 対応言語:英語(パッチにより日本語)
  • 対応OS:Windows XP以降Vista、7、8、8.1(互換機能を使えばWindows10.11も対応可能)
  • 価格:完全無料

DVD Flick

Windows8 DVD 作成

MP4、M4V、MKV、AVI、WMVといった動画ファイルからDVD 作成できる人気のオーサリングソフトです。オーサリングに必要な機能が揃っているだけでなく、先ほど紹介したImgBurnが同封されているため、オーサリングとライティングを同時にしたいならこちらがおすすめです。

公式サイト:https://sourceforge.net/projects/dvdflick-v2/files/1.3.0.9/

「特徴」

  • 完全無料でDVDオーサリングに必要な機能を利用できる
  • ImgBurnが同封されているので、別途ダウンロードやインストールの手間が省ける
  • 日本語に対応していないため、英語が理解できる人でないと使いにくい
  • タイトル・チャプター作成・音声複合、抽出・簡単な動画編集機能

「動作環境」

  • 対応言語:英語
  • 対応OS:Windows 2000以降XP、Vista、7、8、8.1(互換機能を使えばWindows10.11も対応可能)
  • 価格:完全無料

Windows8(8.1)標準を利用したDVD作成

Windows8 DVD 作成

Windows8の標準機能を使って、ISO形式のDVDを作成する方法です。もともとOSに備わっている機能であるため、ソフトのバージョンによる相性問題などがありません。ただ書き込みだけならば最も安全に利用可能です。

「特徴」

  • 純正機能なのでソフトの相性問題やトラブルが少ない
  • 書き込み機能しかないため、オーサリングやデータの管理などはできない
  • CD/DVDの書き込みに対応している

「動作環境」

  • 対応言語:日本語
  • 対応OS:Windows8、8.1
  • 価格:完全無料

「使い方」

1. ドライブにDVDをセットし、ドライブアイコンをダブルクリックします。

2. ディスクの書き込みウィンドウが表示されたら、「CD/DVDプレイヤーで使用する」を選択し、「次へ」をクリックします。

Windows8 DVD 作成

3. ドライブのフォーマットが完了したら、赤枠内に書き込みたいファイルをドラッグ&ドロップしましょう。

4. 画面上部の共有タブをクリックして、「ディスクに書き込み」をクリックします。

5. ディスクの書き込み設定で、「ディスクタイトル」の記入と「書き込み速度」を指定して、「次へ」をクリックしましょう。

※ 書き込み速度はドライブの対応速度以内で設定してください。対応速度以上で設定すると、書き込みに失敗する可能性があります。

6. ディスクの書き込みが終了するまで待ちましょう。

「ファイルはディスクへ正しく書き込まれました」と表示されたら、「完了」をクリックして終了します。

まとめ

今回はWindows8でDVDを作成できるフリーソフトと、利用できない場合の対処法について解説いたしました。記事をまとめると以下のようになります。

  • Windows8と8.1は別物であるため、利用する周辺機器、ソフトが対応しているかをあらかじめ確認する
  • Windows8は、2022年現在でも完全フリーソフトでDVD作成は十分可能
  • DVD作成ができない、エラーが起きるという場合には、有料の高性能ソフトを検討するのがおすすめ

Windows11の登場により、Windows10以前のサポートは打ち切られる状況にあります。しかし現在でもWindows8に対応したツールは数多く存在しています。DVD作成に関しては今後も安心して利用できるでしょう。まずは今回ご紹介したフリーソフトを使ってWindows8でのDVD作成を行ってみてください。