1. なぜM1 MacでWindowsは非対応なのか?

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皆さんは、どのメーカーのパソコンを使用していますか?使用しているパソコンメーカーの中でも、圧倒的に「Windows」を使っている方が多いのではないでしょうか。しかし、近年「MacBook」のパソコンを使っている人が増えてきています。そのスタイリッシュな見た目から憧れを持つ方も多いでしょう。MacBookを購入する際、注意しなければいけないことがあります。それは、M1 MacではWindowsが非対応という点です。

1.1 M1 MacでWindowsが不対応する原因

現在発売されているすべてのMacBookがWindows11に対応していません。実は、MacBookにはAppleのM1を搭載している「M1Mac」とIntelのCPUを搭載している「Intel Mac」があります。Intel Macの場合、「BootCamp」もしくは「Parallels Desktop」でWindows10が使えますが、Windows11は使用できません。

なぜかと言うと、Windows11のシステム要件のTPM 2.0(Trusted Platform Module)に対して、MacBookは有効になっていないことが原因です。現在発売されているM1MacはWindows10もWindows11にも非対応となっています。

1.2 IntelのCPUからM1への変更

Apple社によると今まで発売されていたMacBook Proと比べて、M1チップの場合は最大2.8倍、グラフィックは最大5倍高速にまで進化しているようです。M1が搭載されているMacBookはCore i9と同等な性能があるとしています。

しかし、Windowsを使用できないという点は大きなデメリットと言えるでしょう。

2. M1 MacでWindowsを動かす方法

M1 Macを使用している方や、これから購入するか迷っている方はWindowsが動かせないということが原因で悩んでいる方も多いかもしれません。公式で発表されている方法はありませんが、M1MacでWindowsを動かす方法がいくつか存在します。

ここからは、それらの方法について1つずつご紹介していきます。

2.1 Insider PreviewとParallels Desktopを組み合わせてM1 MacでWindowsを起動

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Insider Previewの「Windows 11 on ARM」とParallels Desktopの「仮想TPMモジュール」を組み合わせることで、M1MacでWindows11を動かせるようになります。

Insider Previewの Windows 11 on ARMとは

Insider Previewは、Windows Insider Programに登録している人に対して提供される評価や開発途中のプログラムです。そのため、一般の方がWindows 11 on ARMを購入することはできません。

評価や開発のために利用されるものを使いこなすのは難しいと言えます。

そのため、M1MacでWindowsを使用する場合は、Windows 11 Insider PreviewではなくWindows Server VPSを選択した方が良いでしょう。

Parallels Desktopの仮想TPMモジュールとは

Parallels Desktopは、MacBookでパソコンを仮想化してくれるソフトです。M1MacでもIntel Macでも使用可能となっていますが、Windows11には対応していないことがネックでした。

しかし、Parallels Desktopが提供する仮想TPMモジュールを使用すればWindows11にも対応可能になっています。

M1MacにWindows11をインストールする方法

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Insider PreviewとParallels Desktopを使ってM1MacにWindows11をインストールしていきましょう。

評価や開発を目的にM1 MacでWindows 11 Insider Previewを使用する場合は「Windows Insider Program」に登録を行います。

最初に、Microsoftアカウントの作成とWindows Insiderに登録しましょう。手順は以下の通りです。

  • Microsoftのホームページにアクセスして「Microsoftアカウントを作成」を押してください。
  • ②作成画面が開いたら、登録を進めていきます。登録は指示通りに入力していきましょう。
  • ③Microsoftアカウントを作成できたら、サインインしたままの状態でInsider Programのページにアクセスします。
  • ④Windows Insiderの登録画面が表示されるので規約条項に同意し、「今すぐ登録」を押します。
  • ⑤「Windows Insider Programへようこそ」という画面が出てきたら、登録は完了です。

次に、Windows11のInsider Previewビルド(VHDXファイル)をダウンロードしてください。

Parallels Desktopを購入して立ち上げましょう。

ここからの手順については以下の通りです。

  • ①Parallels Desktopの「インストールアシスタント」という画面で、「続行」を押します。
  • ②次に、「新規作成」の項目で「続行」を押します。
  • ③最初にダウンロードしたWindows 11のInsider Previewビルド(VHDXファイル)が自動的に検索されて出てくるので、「続行」を押すか、出てこなければ「手動で選択する」を押してInsider Previewビルドを選んでください。
  • ④Windowsを使用する主な目的では「業務用ツール」の項目を選んで「続行」を押します。
  • ⑤名前の欄には自分の好きな名前を入力し、「作成」の項目を押してください。
  • ⑥時間が経つと「インストールが完了しました」というメッセージが表示されるので、「クリックして先に進む」を押すとWindows11を使えるようになります。

2.2 UTMを使用してM1 MacでWindowsを起動

次に、UTMを使用してWindows11を動かす方法についてご紹介していきます。

UTMは、QEMUがベースとなる仮想化ツールです。GitHub版であれば無料で利用することができ、Appストア版は1,200円で利用できます。

UTMを使ってM1MacにWindows11をインストールする方法

それでは、UTMを使ってWindows11をインストールする方法についてご紹介していきます。まずは、UTMをダウンロードしましょう。

ここではAppストア版ではなく、GitHub版を使った方法について説明していきます。

UTMをダウンロードして立ち上げたら、Applicationsへドラッグ&ドロップしてください。Arm版のUbuntu 20.04 LTS Serverについても、事前にここでISOイメージをダウンロードしておきましょう。

手順については以下の通りです。

①UTMを立ち上げたら、「+」の中の「Create a New Virtual Machine」を押して、必要な項目を埋めていきましょう。「Virtualize」と「Emulate」を選択する項目では、Virtualizeを選んでください。OSの選択画面では、今回は「Linux」を選択して説明していきます。

②次に、「Boot ISO Image(optional):」の項目でダウンロード下ISOファイルを選択します。デフォルトのメモリとCPUのコア数は4GBと4コアになっているので、好みの数値を選択してください。ストレージも好みで選択し、Shared Directoryの設定、SummaryNameを変更して準備完了です。

③Arm版のWindows 11をインストールしていきます。ダウンロード方法はMicrosoftアカウントでWindows Insider Previewに登録し、VHDXファイルをダウンロードします。

④VHDXファイルがダウンロードできたらUTMを起動してください。その中のWindowsを選択し、VHDXファイルを選びます。

⑤セットアップは、Linuxの場合はデフォルトのまま「save」を押します。

⑥VHDXファイルのインポートには時間がかかりますが、グレーアウトが消えたら実行可能です。

3. Windowsが使えるM1 MacでDVDをコピーする方法

M1 MacでWindowsが使えるようになったら、早速活用していきましょう。ここでは、M1 MacでDVDをコピーする方法についてご紹介していきます。

3.1 DVDをコピーするなら「DVDFab DVDコピー for Mac」がおすすめ

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DVDFab DVDコピー for Macのインストール方法

今回は、30日間無料体験ができるお試し版の使用方法についてご紹介していきます。手順については以下の通りです。

①最初に、DVDFab DVDコピー for Macの体験版を公式サイトからダウンロードします。

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②次に、ダウンロードしたファイルを立ち上げて、ソフトをインストールしていきましょう。

③「ようこそDVDFabインストーラへ」というメッセージが表示されたら、「続ける」を押してください。

④「大切な情報」が出てきたら「続ける」をクリック、「使用承諾書」も「続ける」をクリックし、「同意する」を押します。

⑤「インストールの種類」が出てきたら、「インストール」をクリック、インストールの許可についての画面ではパスワードを入力してください。

⑥「インストールが完了しました」というメッセージが出たら、インストール完了です。

DVDFab DVDコピー for MacでDVDをコピーする手順

インストールしたDVDFab DVDコピー for Macを使って、DVDをコピーする方法についてご紹介していきます。

手順については以下の通りです。

①DVDFab DVDコピー for Macを起動し、ポップアップ表示が出たら「体験」を押してください。

②操作画面が出てきたら、DVDをドライブに挿入してください。

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③次に、操作画面の上部にある「コピー」を押してから左上にあるボタンの中の「メニュー」を開いて「クローン / ライティング」を選択します。

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④ISOファイルの保存先を設定します。操作画面の下にある「ISO」と書かれたアイコンを押してください。

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①保存先を決定し、「Save」を押します。

②画面下にある「出力先」の欄に保存先が反映されていることを確認し、「開始」ボタンをクリックしてください。

③「DVDFabリモートというモバイルアプリを… 」というメッセージが出てくるので、「OK」を押しましょう。

④「このディスクに関する詳細情報はありません!」と表示されても、「キャンセル」を選んで大丈夫です。

⑤「DVDFab DVDコピーを30日間無料試用…」というメッセージが出たら、「続ける」を押します。

⑥処理がスタートするので、「プロセスが完了しました!」と出たらDVDのコピーは完了です。「OK」を押して終了です。

4. まとめ

今回は、M1 MacでWindowsが使えない理由や、M1 MacでWindowsを動かす方法についてご紹介してきました。公式で発表されている方法ではありませんが、M1 MacでWindowsを動かす方法は存在しています。Mac Bookを購入したけどWindowsが使えなくて困っている方や、これから購入しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。また、Windowsが使えるM1 MacでDVDをコピーする方法も紹介しました。