黒の妖精書・四を巡る組織の三つ巴【フェアリーゴーン第6話】
要約: 黒の妖精書・四を巡る組織の三つ巴【フェアリーゴーン第6話】
6話 あらすじ
- 統一戦争の英雄五公、うち三人はすでに他界
- 残る五公の「シュヴァルツ」と「レイ・ドーン」
- 突然、暴走する新型の人工妖精
- ドロテアに新たな黒の妖精書の情報が通達。
- 黒の妖精書・四の捜索にあたるマーリヤとクラーラ
- 黒の妖精書・四を落札したダイスとその背後にいる「ギルバート・ウォーロック」
- 黒の妖精書・四を巡るドロテアとグイカーリンと妖精学者サイドの三つ巴の予感
- 人工妖精の暴走にほくそ笑む「シュヴァルツ」
考察 ~掘り下げポイント~
統一戦争の五公
5話の終盤で登場したおじいちゃん達が語る。
五公とは、統一戦争で活躍し、その報酬のような形で領地を多く与えられた五人の統一戦争っ経験者のことです。
そのうちの三人はすでに他界しており、残る二人は「シュヴァルツ」とヴェロニカの復讐対象でもある「レイ・ドーン」です。
この「シュヴァルツ」という男は物語のキーマンキャラのレイ・ドーンが接触しています。
「シュヴァルツ」は、人工妖精の暴走に加担、またはその首謀者である可能性がほぼ確定なので、この五公の二人が物語の大黒幕になりそうですね。
新型の人工妖精「ゼルン一型」の暴走
マーリヤいわく、最近よく見かけるとの新型人工妖精の「ゼルン一型」。よく見かけるのは、近日に予定されているセレモニーに出展するためでしょう。
この人工妖精が暴走し、近くの親子を襲いますが、マーリヤとフリーが阻止します。
※画像の出典元:dアニメストア
この人工妖精はどうやら操作する人間が持っている笛で命令を与えて動く仕組みの様なのですが、この騒動の際に、この笛と同じ外見の笛を持っている怪しげな男が描写されます。
この男は、フードを被っており顔は確認できません。しかし、人工妖精が暴走する際、人工妖精は暴走したというより、この男の笛の音色に作用し動いた様に見えました。
この描写から、恐らくこの男が人工妖精を操って騒動を起こしているんだと思います。
シュヴァルツは6話の終盤に妖精省から騒動の旨を聞き、ほくそ笑んでいたので、この男はシュヴァルツの差し金でしょうね。
こうなってくるとシュヴァルツと面識のあるレイ・ドーンが絡んでいる可能性も出てきます。
なお、この新型人工妖精を出展するセレモニーにはドロテアが警備部隊として参加します。
シュヴァルツの狙いは、セレモニーの最中に人工妖精を使って何かをすることで、今回の騒動はそのデモンストレーションってのが自然に考えられます。これはセレモニー中にドカンと何か来そうですね。。
おっかないドロテアの女
新たな黒の妖精書が見つかったとの情報で、情報提供者の「バズ」に真偽を確認しに行くクラーラとマーリヤ。
バズは、ドロテアからの刺客が女性二人だけと見るが早いか、サービスしてくれと言わんばかりに下劣な目を向け、奥の仲間がマーリヤとクラーラを抑えようと襲い掛かります。
が・・・
※画像の出典元:dアニメストア
この有り様。ドロテアの女サイドこええ。マーリヤは1話からこーゆー場面満載だったのでかっこいいといつも通り思った。
対して、クラーラは戦闘描写はこれが初で、印象が変わりました。
というのも、クラーラは幼少期に俗に襲われかけ、ドロテア局長に助けられるという経緯でドロテアに入隊しています。
※画像の出典元:dアニメストア
幼少期の出来事というのは、マーリヤやヴェロニカをみればよく分かる通り、トラウマやコンプレックスが残りやすいのです。そんな不安定な時期に男に襲われかけたらトラウマになってもおかしくありません。というか多分なっていたと思います。
にも関わらず、トラウマが甦りそうになるような場面でマーリヤと並んで屈強な男たちをぶっ飛ばす描写は「クラーラ」という一人の女の子の成長した姿を印象付けられます。
頑張ったんやな。クラーラ(´;ω;`)一生ついていきます姉御!
※画像の出典元:dアニメストア
しかも移動手段にバイクて。。。笑
黒の妖精書・四
バズからの情報は、黒の妖精書・四が、オークションに出品され代理人の「ダイス」という男に落札されたというものでした。
この「四」というのはおそらく9つ存在している黒の妖精書の番号を意味しているのでしょう。自然に考えて四章みたいな意味ではないかと。
内容は不明ですが、黒確定枠のダミアンとグイカーリンのビター・スウィートもこの「黒の妖精書・四」を落札したダイスを狙っています。
つまり、黒の妖精書・四を狙っているのはドロテア、グイカーリン、妖精学者(とヴェロニカ)ということになります。これがタイトルにもある三つ巴です。
競争に見事勝利し、ダイスを確保したのはドロテア。ダイスは代理人として有名なようで噂によるとその代理依頼人「ギルバート・ウォーロック」という男のらしい。
ギルバート・ウォーロックはグイカーリンの幹部のようで、同じグイカーリンの構成員であるビター・スウィートがギルバート・ウォーロックの屋敷を訪れたところで今回はED。
6話 「旅の道連れ」感想
ヴェロニカの復讐対象であるレイ・ドーン。そのレイ・ドーンとつながっていそうなシュヴァルツ。さらにシュヴァルツはドロテアが警備をするセレモニーでなにやら良からぬことをする予感。
筆者は、このシュヴァルツの良からぬ事をヴェロニカが止めに来るんじゃないかと考えています。黒の妖精書の追跡にダミアンしかいなかったのも、ヴェロニカがシュヴァルツの企みを先に解決しなくてはならないからという風に考えれば合点がいきます。